ふじあざみ 第31号(8)

富士砂防の工事

大沢川扇状地では
11月土石流後の状況
11月土石流後の状況
約6万立方メートルの土石流を捕足しました。 (第8床固工上流)
大沢扇状地第9床固工完成時
延長408mの3段の落差工です。平成12年度に2段を施工し、13年度に完成します。また、発生土砂は海岸の養浜材として有効活用を図っています。
 富士砂防工事事務所では、富士山南西山麓からの土砂流出に伴う土砂災害から地域を守るため、砂防施設の整備を進めています。平成12年度は、第9床固を補強する落差工を完成させ、引き続き第7床固工の落差工に着手し平成13年度に完成します。また、昨年11月21日に発生した土石流で堆積した28万立方mの除石を進めるため、21万立方mの除石工事を年度内に契約し次の土石流に備えます。


足取川渓流保全工
渓岸や渓床の浸食を防止し下流への土砂災害を防止するため床画工・護岸工を施工しています。
足取川渓流保全工
凡夫第2砂防ダム
凡夫第2砂防ダム
(施行中)

富士市大渕地先で
流木対策を兼ねた砂防ダム
南西野渓では
 土砂災害対策として、富士宮市内の足取川、大久保沢、溜野沢、猪の窪川で床固工及び護岸工事を施工しました。また、弓沢川支川大沢川では第2砂防ダムを完成し、また、富士市の凡夫川においては凡夫第2砂防ダムが完成します。

工事現場の安全対策

 富士砂防工事事務所では各工事現場の安全対策を徹底する目的で請負者と発注者が合同で月1回以上の安全パトロールを実施し、危険作業環境の指摘、助言を行っています。また、同一河川内で林野庁の工事と密接に関連する場合は、林野庁と合同で行っています。
 また事務所職員及び現場代理人の参加で「安全講習会」も開催し、厳しい地形、地質条件下で永年無事故で「源頭部調査工事」を施工している大旺建設に安全対策について発表してもらい安全教育を進めています。

講習会の実施状況
安全パトロール実施状況



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