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富士山には「八百八沢」と呼ばれる多くの渓流(野渓)が存在し、その下流域では土砂に起因する災害を幾度となく被ってきました。このため、土砂対策の必要性の高い7渓流に対して、昭和58年から直轄事業として砂防ダム、床固工、沈砂地工等の整備を進めてきました。特に沈砂地工は砂防ダムの適地が少ない富士山の地形特性に対し、貯砂空間を開削する有効な工法です。また、最近は渓流の自然環境に配慮した渓流保全工を本格的に導入し整備を進めています。
主な施設としては沈砂地工4基、砂防ダム26基、床固工群2箇所、渓流保全工3箇所等があります。 |
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南西野渓の主な野渓と直轄砂防の施設 |
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栗ノ木第2ダム |
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足取沈砂地工
(川幅を大きく開削し、土砂を捕捉する空間を確保しました。) |
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風祭床固工群 |
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須津第1ダム |
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