ふじあざみ 第31号(2)

富士山とともに30年の歩み その1
地域の安全を守るために!
大沢扇状地では
 富士山大沢崩れの崩壊した土砂は、降雨や雪代(ゆきしろ)により土石流となって人家等を直撃し、さらに河道に流出した土砂は潤井川をも氾濫させてきました。このため標高600~900m付近の扇状地に延長約4km、最大幅1.5kmに及ぶ我が国最大級の土砂を堆積させる砂防施設大沢遊砂地を設置しました。この遊砂地がおおむね完成した後に発生した土石流はことごとく捕捉し、下流域への被害を未然に防ぐことができました。また、堆積した土砂は施設の機能を発揮させるために除石を行い、その土砂は土地改良、道路建設、海岸事業等地域づくりに有効活用しています。
 主な施設としては、
 渓岸工延長1,200m、床固工 7基 砂防樹林帯74ha
 流路工延長5,700m
昭和44年頃の大沢扇状地の状況の写真
昭和44年頃の大沢扇状地の状況
昭和48年3月 改築後の大沢第7床固左岸導流堤の写真
昭和48年3月 改築後の大沢第7床固左岸導流堤

昭和51年9月 大沢第5床固落差工の写真
昭和51年9月 大沢第5床固落差工
渓岸工の写真
渓岸工
樹林帯補強工の写真
樹林帯補強工
潤井川流路工の写真
潤井川流路工
富士砂防30年の歩み 年表



戻るホーム 進む