タイトル:富士砂防ニュース。
タイトル:キャンプ砂防2000in富士山・狩野川。
説明文:環境・砂防工学を専攻する大学生が体験的に学ぶ「キャンプ砂防2000in富士山・狩野川」が8月21日から30日の10日間、
沼津工事との共催で千葉大2名、琉球大1名、宮崎大2名の女子大生の参加で開催されました。まず、沼津工事での開校式ののち
2日間、「狩野川台風と砂防」を中心に、砂防工事と森林間伐を体験し、23日から富士砂防に移り、五合目の御中道を
スバルライン御庭~お助け小屋(1泊)~大沢源頭部の調査工事現場~富士宮登山口まで踏査、開拓農家にホームステイ
(農作業、搾乳体験)、28日~30日の渓流教室等、盛りだくさんのメニューをこなしました。最終日には、元NHK解説員
伊藤和明氏の講演「火山と人との共存」を受講し、終了しました。

タイトル:キャンプ砂防に参加しての感想

説明文:深澤郁恵(千葉大学地球科学科3年)決して楽であったとは言えませんが、普段の暮らしでは不可能な経験ができた。
砂防地域での実際のダム建設やそこでの人々の暮らし。富士山御中道めぐりで水や電気のない場所での宿泊。この2つから沢山
学びました。職業について砂防ダム建設の計画、実際の建設、その土地環境を活かした酪農、どの仕事も等しく重要であり、
どれか1つが欠けても人々の暮らしが成り立たないと思いました。また、あることが当然の水や電気のありがたさを身をもって感じました。
いろいろな人々の力により存在している小さな自分と、自分も含め、人々の生活を守ってくれる砂防ダムや放水路など大きな建造物の
必要性を学び、さらに、人にも環境にも優しい建設を進めることに伴う困難も多々あると思いますが、今回のこの体験を通して
環境を考慮した面が見られて、安心と感動を覚えました。この経験を忘れず、活かして生きたいと思います。

説明文:木下愛子(宮崎大学農学部1年)キャンプ砂防に参加するまで、富士山は美しいというイメージしかなく、大沢崩れの存在や
頻繁に崩れていることを知りませんでした。また、富士山と周りに住んでいる人々を守るために危険な場所で工事をしている人たちを
知って驚きました。いろんな工事現場に行って見たり、聞いたり直接体験でき、頭で勉強するだけでなく、現場体験が大切だと思いました。
富士山の御中道を歩いたのは、想像以上にきついものでした。険しい登りは、とてもきつくて何度ももうやめたいと思いました。
後半は、怖いという気持ちに変わりました。今は、もう二度と登りたくないと思うけど、また何年か経ったら登りたいと思う日が
くるような気がします。すごくきつかったけど、自分に自信がつきました。開拓農家の人など、いろいろな人と出会えて楽しかった。

写真:講演会 元NHK解説員 伊藤和明氏(火山と人との共存)の状況写真。
写真上から:御中道の天の浮橋での写真。
御中道のお助け小屋で自炊後の写真。
リサイクルポットへの水やり。
渓流教室での木を切っている写真。
源頭部調査工事現場で説明をうけている写真。
タイトル:「富士山大沢崩れと御中道見学会」を実施。
説明文:大沢崩れの規模と崩壊現象と山腹の自然の豊かさ雪崩などの脅威をご自分の目で確認した上で、砂防事業の必要性を
考えていただくため、平成元年度から毎年実施しています。現在までの延べ参加人数は1,000名を超えています。
今年も7月から10月の4回の「富士山大沢崩れと御中道見学会」を実施し、多数の応募者から抽選された120名が大沢崩れを訪れました。

写真左から:8月23日 第2回の集合写真
9月22日 第3回の集合写真
10月19日 第4回の集合写真





TOP 前ページ 次ページ