ふじあざみ 第27号(6)
みんなで育てた木を植えて、富士山の土砂崩れを防ごう。そして、災害に強く自然が豊かな富士山にしていこう、そんな富士砂防工事事務所の呼びかけに、富士宮市内の8つの小中学校が、活動を始めました。
富士砂防では今、
遊砂地をつくるなどの対策のほか、遊砂地の中や周囲に木を植えることで土石流の勢いをくいとめる事業に取り組んでいます。
富士山大沢扇状地への植樹をねらいとした小中学生によるリサイクルポット苗木の製作を企画し、映画の上映や職員による説明を行い
理解を深めてもらう
とともに、
みんなの手で富士山を守ってほしいと
協力を依頼しました。
富士宮西小学校
まず、大沢崩れや土石流の実態と砂防樹林帯のはたらき、リサイクルポットの製作方法を説明しました。
西富士中学校
手作りのこの「リサイクルポット」には、「富士山を守ろう」との願いをこめて、1人1人絵や願いを描き込みました。
富士宮第4中学校
富士宮西小学校
山宮小学校
「リサイクルポット」への苗木の植え付け風景。みんなで力を合わせて行いました。
白糸小学校
上井出小学校
富士宮人穴小学校
自然に帰る日を待つ「リサイクルポット」。 たくさんの森の命が、学校から生まれました。
上井出小学校
富士宮第四中学校
富士宮西小学校
井之頭小学校
春に植えた苗木は大事に学校で育て、 秋頃に富士山の大沢扇状地などに持っていく予定です。 「早く育って!」と苗木の成長が気になり、水やりも真剣です。
富士宮西小学校
富士宮四中の生徒たちが育てた約1,500本の木が、富士山の土石流災害を防ぐために役立っていきます。(静岡新聞)
富士宮市内の8つの小・中学校でも「リサイクルポット」にチャンレジ。富士山を守りたいという真剣な思いは、子どもたちの間にも確実に広がっています。 (朝日新聞)
富士砂防工事事務所では、大沢扇状地への植樹を進めるため、小・中学校にも協力をお願いをしています。富士宮市内の小中学校では、5つの学校が「みどりの少年団」を発足させ、緑の復活に一生懸命取り組んでいます。 (富士ニュース新聞)
富士宮市の井之頭小学校では全校生69名で、コナラ、クヌギなど6種類、約100本の苗を植えました。作業がうまくいかない1年生を6年生が手伝うほほえましい姿も…。(朝日小学生新聞)