ふじあざみ 第27号(4)

富士山 緑のゼミナール
みんなで学ぼう!
目的
静岡県は平成8年度に台風により激甚な風倒木を破ったことを契機に、富士山自然植生の復元構想「富士山3776構想」を平成11年3月に策定した。
富士砂防は従前から植生を活用した砂防事業を推進しているが、「3776構想」に基づく森づくり、緑づくりを支援するため、市民による植樹としての評価の高い「リサイクルポット」を用い、富士宮市の小中学校において苗木ポットの作製を行い、富士山大沢扇状地に植樹を行い砂防樹林帯を育成する。また富士山の自然植生と森の機能、市民参加による植生復元を学ぶ「富士山 緑のゼミナール」を開催する。
これからは、富士砂防30周年の一環として、また富士宮市の全小中学校の総合学習「富士山学習」を実施します。

1 平成12年6月19日(月) 14:00~16:00(初級者向け)
場所:西富士中学校 体育館
対象:市内中学生、先生(富士山学習の一環)、一般市民、富士砂防工事事務所職員、静岡県・市町村職員
第1部:講演会
(1)「富士山の自然植生と森づくり」…(30分)
講師…東大名誉教授 渡辺定元先生(富士山自然の森づくり 代表)
(2)「(仮)(バイオブロック工法による)市民参加の森づくり」…(30分)
講師…北大名誉教授 東三郎先生
(3)「(仮)植生を用いた砂防事業について」…(20分)
講師…土木研究所 砂防部砂防研究室 富田陽子主任研究員
第2部:猪ノ窪沢川へのリサイクルポット苗木移植…西富士中学生
1 平成12年6月20日(火) 9:00~11:00(上級者向け)
場所:富士宮市役所 特大会議室
対象:富士砂防工事事務所職員、静岡県・市町村 担当職員、一般市民、NPO
第1部:講演会
(1)「富士山の自然植生と森づくり」…(30分) 
講師…東大名誉教授 渡辺定元先生(富士山自然の森づくり 代表)
(2)「(仮)(バイオブロック工法による)市民参加の森づくり」…(30分) 
講師…北大名誉教授 東三郎先生
(3)「(仮)富士砂防における植生を用いた砂防事業…フジアザミ等」…(10分) 
講師…建設省 富士砂防工事事務所
第2部:リサイクルポット作成実演
緑のゼミナールでは いまの富士山のこと、森のこと、植物のこと、そして、富士山や自然を守るためのいろいろな方法など、専門に研究している先生方の講演があります。私たちにできることを一緒に考えていきましょう。また、先生たちへの質問の時間や、森づくりに一役買う「リサイクルポット」を作る実演の時間があります。誰もができる「森づくり」の方法やその大切さをしっかり身につけて、みんなの手で富士山や自然を守り、仲間の輪を広げていきましょう。
主催/富士砂防工事事務所 共催/静岡森林管理署、静岡県(砂防室、富士山保全室、富士農林事務所)、富士宮市、富士山自然の森づくり(NPO)

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