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体験(たいけん)メニューの紹介(しょうかい)

 図面(ずめん)(じょう)番号(ばんごう)をクリックしてください。(くわ)しい説明(せつめい)()られます。

図:体験歩道 5:車いすの回転スペース 6:振動の少ない舗装材 3:グレーチング(側溝のふた) 4:スロープ 1:透水性舗装 7:誘導ブロックとマンホール 2:誘導ブロックと舗装材の輝度比 14:ユニバーサルデザインベンチ 13:視覚障害者用横断帯 12:斜めの誘導ブロック 11:車両乗り入れ部 10:バス停 8:交差点付近の誘導ブロック 9:歩道と車道の段差

透水性舗装(とうすいせいほそう)

歩道(ほどう)舗装(ほそう)は、水平(すいへい)にすると(ある)きやすくなりますが、従来(じゅうらい)舗装(ほそう)では(みず)はけが(わる)くなって、「(みず)たまり」ができやすくなります。
(みず)()みこみやすい透水性舗装(とうすいせいほそう)を2種類(しゅるい)(アスファルトとコンクリートブロック)()いて、(あめ)()っても(みず)()まらないことを体験(たいけん)できるようにしました。

イラスト:透水性舗装

写真:透水性舗装

舗装(ほそう)(ざい)輝度(きど)()

視覚(しかく)(しょう)がいを()っている(ひと)にとっては、黄色(きいろ)誘導(ゆうどう)ブロック(正式名称(せいしきめいしょう)視覚障害者誘導用(しかくしょうがいしゃゆうどうよう)ブロック)が(たよ)りです。そのため、誘導(ゆうどう)ブロックに(せっ)する舗装(ほそう)は、誘導(ゆうどう)ブロックが()えやすいような色彩(しきさい)輝度(きど)()※)にする必要(ひつよう)があります。
輝度(きど)()(こと)なる4つの区間(くかん)(0.8、2.3、3.1、4.2)を(もう)け、比較(ひかく)できるようにしましたので、実際(じっさい)体感(たいかん)してください。
※(輝度(きど)())=(視覚障害者誘導用(しかくしょうがいしゃゆうどうよう)ブロックの輝度(きど))÷(舗装(ほそう)路面(ろめん)輝度(きど)
道路(どうろ)移動等円滑化整備(いどうとうえんかつかせいび)ガイドライン(編集(へんしゅう)発行(はっこう)財団法人(ざいだんほうじん) 国土技術研究(こくどぎじゅつけんきゅう)センター)では周囲(しゅうい)路面(ろめん)との輝度比(きどひ)を2.0程度(ていど)確保(かくほ)することにより視覚障害者誘導用(しかくしょうがいしゃゆうどうよう)ブロックが容易(ようい)識別(しきべつ)できることが必要(ひつよう)である。
輝度比(きどひ)については、晴天時(せいてんじ)において、1.5~2.5の()()わせが、弱視者(じゃくししゃ)晴眼者(せいがんしゃ)双方(そうほう)にとって問題(もんだい)ない範囲(はんい)であるという既存(きぞん)研究(けんきゅう)(とう)から輝度比(きどひ)2.0程度(ていど)としています。

イラスト:誘導ブロック

写真:誘導ブロック

3 グレーチング(側溝(そっこう)のふた)

グレーチングには、(くるま)いすの車輪(しゃりん)(つえ)などが(はさ)まらないように網目(あみめ)(こま)かくすることに(くわ)え、(あめ)などで()れても(すべ)りにくいように(すべ)()めを()けるなどの工夫(くふう)がしてあります。

イラスト:グレーチング(側溝のふた)

写真:グレーチング(側溝のふた)

4 スロープ(坂路(はんろ)

(くるま)いすを使用(しよう)している(ひと)にとって、スロープを(のぼ)るときには(おお)きな(ちから)必要(ひつよう)です。
ここでは、縦断(じゅうだん)こう(ばい)(こと)なる3つのスロープ(5%、8%、12%※)を(もう)け、比較(ひかく)できるようにしましたので、実際(じっさい)体感(たいかん)してください。
※『移動等円滑化(いどうとうえんかつか)のために必要(ひつよう)道路(どうろ)構造(こうぞう)(かん)する基準(きじゅん)(さだ)める省令(しょうれい)』(国土交通省(こくどこうつうしょう))では、「歩道等(ほどうとう)縦断勾配(じゅうだんこうばい)は、5%以下(いか)とするものとする。ただし地形(ちけい)状況(じょうきょう)その()特別(とくべつ)理由(りゆう)によりやむを()ない場合(ばあい)においては、8%以下(いか)とすることができる。」としています。
※『立体横断施設技術基準(りったいおうだんしせつぎじゅつきじゅん)同解説(どうかいせつ)』(社団法人(しゃだんほうじん) 日本道路協会(にほんどうろきょうかい))では「補助者(ほじょしゃ)押上(おしあ)げてもらうことによって車椅子(くるまいす)一応登坂(いちおうとはん)でき、また自転車(じてんしゃ)押上(おしあ)げ、乳母車(うばぐるま)にも(おお)きな支障(ししょう)がないと(かんが)えられる12%までの勾配(こうばい)(ゆる)すこととした。」としています。
※5%のこう(ばい)水平(すいへい)方向(ほうこう)に100m(さき)高低差(こうていさ)が5mある傾斜(けいしゃ)

写真・イラスト:スロープ(坂路)

(くるま)いすの回転(かいてん)スペース

歩道(ほどう)から沿道(えんどう)施設(しせつ)(つう)じる通路(つうろ)やエレベーター、トイレなどでは、(くるま)いすが円滑(えんかつ)回転(かいてん)したり方向(ほうこう)転換(てんかん)したりできる(ひろ)さが必要(ひつよう)です。
体験(たいけん)歩道(ほどう)では、様々(さまざま)(ひろ)さの区画(くかく)(もう)けましたので、(くるま)いすの回転(かいてん)方向(ほうこう)転換(てんかん)必要(ひつよう)なスペースを実際(じっさい)体感(たいかん)してください。
A:回転(かいてん)必要(ひつよう)最小(さいしょう)寸法(すんぽう)(150cm)

イラスト:車いすの回転スペース

写真:車いすの回転スペース

振動(しんどう)(すく)ない舗装(ほそう)(ざい)

(くるま)いすやベビーカー、自転車(じてんしゃ)などで歩道(ほどう)(とお)(とき)舗装(ほそう)(ざい)()()段差(だんさ)(しょう)じる“ガタン”という振動(しんどう)不快(ふかい)(かん)じたことはありませんか?
このエリアでは、振動(しんどう)(すく)ない舗装(ほそう)(ざい)(もち)いています。()のように舗装(ほそう)(ざい)側面(そくめん)凹凸(おうとつ)(もう)けて相互(そうご)にかみ()わせることにより、()()段差(だんさ)ができにくくしてあります。また、表面(ひょうめん)(ちい)さな(みぞ)(もう)けることで、(ちい)さな振動(しんどう)連続(れんぞく)し、()()()にならないように工夫(くふう)してあります。

写真・イラスト:振動の少ない舗装材

誘導(ゆうどう)ブロックとマンホール

誘導(ゆうどう)ブロックは、基本的(きほんてき)連続(れんぞく)して設置(せっち)することが(もと)められます。
歩道(ほどう)路面(ろめん)にマンホール(とう)障害(しょうがい)(ぶつ)がある(とき)障害(しょうがい)(ぶつ)迂回(うかい)させて誘導(ゆうどう)ブロックを設置(せっち)している事例(じれい)見受(みう)けられます。わかりやすく誘導(ゆうどう)するためには、マンホールの(うえ)()ることのできる製品(せいひん)使用(しよう)して、誘導(ゆうどう)ブロックを()()ぐに(もう)けることが(のぞ)まれます。

写真・イラスト:誘導ブロックとマンホール

誘導(ゆうどう)ブロックの分岐(ぶんき)

誘導(ゆうどう)ブロックの分岐(ぶんき)箇所(かしょ)には、(てん)(じょう)ブロックを設置(せっち)して注意(ちゅうい)(うなが)しています。横断歩道(おうだんほどう)(ちか)くでは、分岐(ぶんき)箇所(かしょ)中心(ちゅうしん)から横断歩道(おうだんほどう)中央部(ちゅうおうぶ)(ある)くことができるように、(せん)(じょう)ブロックを(なら)べて誘導(ゆうどう)しています。横断歩道(おうだんほどう)手前(てまえ)では、停止(ていし)(せん)として(てん)(じょう)ブロックを2(れつ)(なら)べるのが一般的(いっぱんてき)です。(成人男性(せいじんだんせい)歩幅(ほはば)()わせて2(れつ)としています。)

イラスト:交差点付近の誘導ブロック

写真:交差点付近の誘導ブロック

歩道(ほどう)車道(しゃどう)段差(だんさ)

横断歩道(おうだんほどう)接続(せつぞく)する歩道(ほどう)車道(しゃどう)段差(だんさ)は、視覚(しかく)(しょう)がいを()っている(ひと)にとっては歩道(ほどう)車道(しゃどう)境界(きょうかい)認識(にんしき)するためのサインとなるものですが、(くるま)いすを使用(しよう)する(ひと)高齢(こうれい)(しゃ)にとっては段差(だんさ)がない(ほう)移動(いどう)しやすくなります。
体験(たいけん)歩道(ほどう)には、歩道(ほどう)車道(しゃどう)段差(だんさ)が0cm、1cm、2cm、3cm※の箇所(かしょ)がありますので、実際(じっさい)両者(りょうしゃ)立場(たちば)比較(ひかく)体験(たいけん)し、(のぞ)ましい段差(だんさ)について(かんが)えてみましょう。
※『移動等円滑化(いどうとうえんかつか)のために必要(ひつよう)道路(どうろ)構造(こうぞう)(かん)する基準(きじゅん)(さだ)める省令(しょうれい)』(国土交通省(こくどこうつうしょう))では、「横断歩道(おうだんほどう)接続(せつぞく)する歩道等(ほどうとう)部分(ぶぶん)縁端(えんたん)は、車道等(しゃどうとう)部分(ぶぶん)より(たか)くするものとし、その段差(だんさ)は2cmを標準(ひょうじゅん)とするものとする。」としています。
※ ただし、2cm未満(みまん)段差(だんさ)については、「地域(ちいき)状況(じょうきょう)様々(さまざま)道路利用者(どうろりようしゃ)意見(いけん)勘案(かんあん)し、合意(ごうい)形成(けいせい)した(うえ)で、安全性(あんぜんせい)利便性(りべんせい)両立(りょうりつ)させる方法(ほうほう)検討(けんとう)することが(のぞ)ましい。」ともしています。

写真・イラスト:横断歩道に接続する歩道と車道の段差

10 バス(てい)

バス(てい)では、(だれ)もがバスを利用(りよう)しやすくするため、(つぎ)のような配慮(はいりょ)必要(ひつよう)です。
・バスへ円滑(えんかつ)()()りできるような歩道(ほどう)(たか)さ(一般的(いっぱんてき)には15cm)とするとともに、バスが停留所(ていりゅうじょ)にきちんと()められるようなバス(てい)構造(こうぞう)にする
・バス(てい)(もう)けられるベンチや上屋(うわや)は、歩行者(ほこうしゃ)通行(つうこう)支障(ししょう)のないように配置(はいち)する
誘導(ゆうどう)ブロック、照明(しょうめい)施設(しせつ)案内(あんない)施設(しせつ)(とう)設置(せっち)する
※ 『道路(どうろ)移動(いどう)(とう)円滑(えんかつ)()整備(せいび)ガイドライン』(編集(へんしゅう)発行(はっこう)財団法人国土技術研究(ざいだんほうじんこくどぎじゅつけんきゅう)センター)では、「乗合自動車(のりあいじどうしゃ)停留所(ていりゅうじょ)(もう)ける歩道(ほどう)(とう)部分(ぶぶん)車道(しゃどう)(とう)(たい)する(たか)さは、15cm を標準(ひょうじゅん)とするものとする。」としています。

写真:バス停

11 車両(しゃりょう)()()()

(くるま)出入(でい)りする()()()傾斜(けいしゃ)は、歩行者(ほこうしゃ)(くるま)いすを利用(りよう)する(ひと)にとっては(とお)りにくくなります。車両(しゃりょう)()()()設置(せっち)(さい)しては、水平(すいへい)(ちか)歩道(ほどう)(はば)(ひろ)くするとともに、(くるま)いすを使用(しよう)している(ひと)でも(のぼ)れる傾斜(けいしゃ)となるように配慮(はいりょ)しなければなりません。

イラスト:車両乗り入れ部

写真:車両乗り入れ部

12 (なな)めの誘導(ゆうどう)ブロック

誘導(ゆうどう)ブロックは、できるだけ歩行者(ほこうしゃ)通行(つうこう)方向(ほうこう)沿()って設置(せっち)することが基本(きほん)です。しかし、横断歩道(おうだんほどう)手前(てまえ)では、(なな)めに誘導(ゆうどう)ブロックを設置(せっち)することあります。これは、横断歩道(おうだんほどう)への進行方向(しんこうほうほう)間違(まちが)えないようにするため、あるいは、車道(しゃどう)(わた)(さい)横断歩道(おうだんほどう)中心(ちゅうしん)付近(ふきん)(ある)けるようにするための工夫(くふう)なのです。誘導(ゆうどう)ブロックの全体(ぜんたい)(てき)設置(せっち)位置(いち)()えて、(なな)めの誘導(ゆうどう)ブロックを()ける方法(ほうほう)(かんが)えられます。

写真・イラスト:斜めの誘導ブロック

13 エスコートゾーン

エスコートゾーンは、視覚(しかく)(しょう)がいを()っている(ひと)横断歩道(おうだんほどう)(まよ)わずに(わた)りきることができるように、車道(しゃどう)横断(おうだん)方向(ほうこう)()がかりとする突起(とっき)(れつ)のことをいいます。
縁石(えんせき)(たん)との間隔(かんかく)をとることで、雨水(うすい)土砂(どしゃ)()まりにくくする設置(せっち)方法(ほうほう)がとられています。

写真:視覚障害者用横断帯(エスコートライン)

14 ユニバーサルデザインベンチ

(だれ)もが使(つか)いやすくするため、ここに設置(せっち)してあるベンチには、(つぎ)のような工夫(くふう)(ほどこ)してあります。
()()がったり(すわ)ったりしやすいように()すりが()けてある
(くるま)いすを使用(しよう)している(ひと)のために、スペースが(もう)けてある
()()がりやすいように、(からだ)(うご)きに連動(れんどう)してベンチの角度(かくど)()わる

イラスト:ユニバーサルデザインベンチ

写真:ユニバーサルデザインベンチ