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TOPページ矢作川の環境を考える懇談会懇談会資料第5回 懇談会資料懇談会資料―1 > 宮川流域ルネッサンス事業
宮川流域ルネッサンス事業

○ 事業の主旨
   宮川流域をめぐる問題は、水問題や環境問題、地域振興問題など広範囲にわたっている。
これらの課題に対しては、県や市町村が個々に実施するのではなく、流域全体が共通の理念・計画に基づき、総合的・一体的に取り組む必要があるため、三重県では、「宮川流域ルネッサンス事業」として平成9年度より全庁的な取り組みを進めている。

【宮川流域ルネッサンス・ビジョン】
   事業を進めるにあたり基本的な姿勢、考え方を関係者が共有するために平成10年2月に策定。
「流域宣言」
人と自然の共生
 川(自然環境)にやさしい生活と産業のあり方を問い直し、持続可能な発展を志向する、資源循環型の地域社会を目指す
上下流の交流・連携
 かつては舟運等により密接な関わりを有していた上流〜下流の地域が「水」を通して、いま一度関わりをよみがえらせ、共同して「水」を守っていく
住民・企業・行政のパートナーシップ(協働)
 流域の人々が一体となり、対等の立場で、環境保全、地域づくりに取り組む
「基本理念」
1. 清流や森林、渓谷、干潟など豊かな自然の保全・再生
2. 豊かで清らかな川の流れを甦らせる健全な水環境の構築
3. 川とともに育まれてきた歴史・文化の継承・発展
4. 自然環境と調和した魅力ある流域づくり

【宮川流域ルネッサンス事業・基本計画】
 2010年(平成22年)を目標とした基本計画(宮川流域像)を地域住民の意見を踏まえて平成10年12月に策定。関係者が取り組むべき施策を示している。

○ 事業内容(平成12年度実績)
  1. 地域懇談会(5回)…流域住民・NPO・企業・経済団体との話し合いの場で、施策や事業についての提案を受けている。)
2. 地域検討会(2月7日 県伊勢庁舎にて)…市町村や流域住民の窓口として、地域機関における意見をとりまとめる。
3. ルネッサンス講座…「アユの稚魚の生態を探る〜宮川河口域アユ生息調査現地学習会」など他4回実施。
4. ホームページの更新、維持管理
5. NPO委託調査…テーマを公募して民間、行政からなる選考委員会を開催し、9調査について採択。調査結果は成果発表後、報告集を刊行予定。
「川をいかしたまちづくり〜五十鈴川とおはらい町のまちづくり〜」
「宮川流域テクテクマップの作成調査」「宮川の瀬と淵の調査」など。
6. 自然体験学習会…8月7〜9日 小中高校教諭を対象10名参加
7. 宮川方式水路浄化施設促進事業
8. アユの生態調査…3カ年調査の第3年次
9. 宮川流域案内人養成講座…NPOと協働し、流域インタープリターを養成。
10. 宮川流域ルネッサンス協議会事業

【ルネッサンス委員会】 (平成9年4月設立)
   有識者18人で構成。専門的知識から指導、助言を受けるために開催。

【水部会】
 ルネッサンス委員会のもとで、特に流量回復問題について検討するために設けられた部会。

【宮川流域ルネッサンス協議会】 (平成12年6月設立)
事業の目的
 宮川と共に生きるため、住民・企業・行政が協働して、地域の豊かな自然・歴史・文化を保全・再生しながら地域の活性化を図る宮川流域ルネッサンス事業を推進し、魅力ある地域を築く。
協議会の行う事業・活動等(規約より)
1) 水量の確保や水資源の有効活用などの水問題、水質の浄化や保水力豊かな森林の整備などの環境問題、自然環境に調和した産業の推進などの地域振興問題といった課題への取り組みに関する事業
2) 魅力ある地域づくりに関する住民・企業・行政との協働事業
3) 調査・研究の受託事業
4) その他協議会の目的を達成するために必要な事業・活動等
参加団体
住民 流域住民、NPO団体
企業 地元企業
行政 伊勢市、多気町、明和町、大台町、勢和村、宮川村、玉城町、二見町、小俣町、大宮町、紀勢町、御薗村、大内山村、度会町、三重県、国土交通省、農林水産省、林野庁
活動内容
 地域情報紙の発行(年6回8万部発行)、ホームページ作成、流域体験ツアー(5回)、写真コンテスト、組織財源検討、宮川流域案内人養成事業など

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