4. 調査地点状況 |
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平成10年度調査との調査地点の状況の変化について以下に整理した。
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湖心 |
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特に変化ないと思われた。 |
流入点 |
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砂の堆積が著しく、河床が平坦化し、貯砂ダムは埋没していた。 |
流入河川 |
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砂の堆積が著しく、河床が平坦化した。 |
流出河川 |
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蛇行部の淵が大型化し、水深も約1.5mから約4mと深くなった。
砂の堆積は見られなかった。 |
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5. 調査結果 |
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調査努力量を統一して2回の調査を比較したのが次の表-2である。平成10年度では19種、739個体、平成13年度では21種628個体が捕獲され、両年を通じて24種が確認されている。平成13年度に新たに確認されたのはデメモロコ、ギギ、ナマズ、アカザ、アユの5種で、一方確認されなかったのはシマドジョウ、ブルーギル、ブラックバスの3種であった。また採集誤差の大きいと考えられるタモ網を除いた結果は表-3に示すとおりであり、同様に種組成に大きな変化が認められなかった。
前述のとおり河川環境は河床が平坦化し砂が堆積した箇所や、淵が深堀れした箇所が確認されているが、ダム湖内および河川内とも種数や種組成には大きな変化がみられなかった。
また、中部地方ダム等フォローアップ委員会において「生息環境の変化を把握する注目種候補」に選定された5種と、採集個体数の減少が目立った3種の合計8種について、採集個体の体長区分別の個体数(本調査における全採個体数)を表-4に整理し、各種の再生産状況を表-5に示した。 |
6. まとめ |
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平成10年度調査と平成13年度調査を比較して、河川環境は河床が平坦化し砂の堆積が著しい箇所や淵が深掘れしている箇所など、平成12年9月の洪水(東海豪雨)によると考えられる変化がみられたが、魚類相は両年で種数や種組成に大きな変化がなかった。 |