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第2回矢作川の環境を考える懇談会 議事概要

日時:平成13年8月10日(金) 午後1時00分〜午後4時00分
場所:上矢作町中央公民館 講堂
 
1. 議事「水源、土砂源の管理」と「流域内の上下流の連携」に関する意見交換について
 
[1] 第2回懇談会は、東海豪雨による中・上流域における河川及び流域の甚大な被害状況や河川環境の現状と課題等を現地視察で共有化した上で、「水源、土砂源の管理」と「流域内の上下流の連携」について、意見交換した。
[2] 意見交換に先立ち、豊橋工事事務所より上記2つのテーマに関し、水源、土砂源における森林の役割、土砂崩壊・堆砂等の実態、森林の保全・管理の実態等について、概略説明を行った。
[3] 出席者から出された意見を踏まえ、座長が以下のように本日のとりまとめを行った。
水源、土砂源の管理をどのように管理していくのかという課題に対し、流域内の上下流の連携が必要である。
水源、土砂源の管理にあたっては、森林の問題が重要であり、現在の間伐等をやっていない人工林を、今後どのようにしていくのかが大きな課題である。将来的に、現在の針葉樹林を広葉樹林にすることが必要との考えもあるが、当面、現在の荒れた針葉樹林をどのように管理していくかが重い問題である。
その際、上流の森林について、流域としての意義を流域全体で認識し、森林の健全さを支え合う仕組みが必要である。そのためには、上下流の行政の話し合い、市民同士が理解し合うことが必要であり、各々が交流を深めていくことが重要である。
今回は主として災害面の意見交換となったが、今後のテーマについても、本日話し合った路線(支え合う、連携という視点)に沿って、意見交換を発展させたい。
[4] 次回以降の議論に生かすため、座長から以下のような要請があった。
流域全体の河川環境の意見交換をするため、今回、東海農政局の参加を得たが、他の森林、利水関係者等の組織、団体の参加が必要。また、矢作川本川だけでなく、支川も含め関連する基礎データ等の情報を収集のこと。
森林保全に関する取組状況等(広葉樹林化、徳山ダム等)の基礎情報を収集のこと。
 
2.次回懇談会について
 
[1] 次回のテーマは、中・下流を現地視察した上で、「川と親しむ」と「川づくりとまちづくりを一体的に考える」とした。
[2] 次回開催時期は、関係機関等からの資料提供の準備時間等も踏まえ、概ね秋頃とした。

以上

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