日時:平成13年4月13日(金) 午後1時30分〜午後3時45分
場所:名鉄トヨタホテル 7F孔雀
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1.懇談会の議事運営について |
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国土交通省中部地方整備局より、懇談会の設立主旨(懇談会資料−1)及び懇談会出席者の呼びかけの考え方について説明した。 |
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懇談会の名称は、「矢作川の環境を考える懇談会」とすることとした。 |
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座長に名古屋大学大学院教授・辻本哲郎氏を選出した。 |
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懇談会の公開については、審議の結果 、以下の取扱とした。 |
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(1) |
懇談会は、原則公開とする。 |
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(2) |
ただし、個人のプライバシーや乱獲のおそれのある生物等の貴重種に関わる情報等は非公開とする。 |
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座長より、以下の懇談会運営(意見交換)のルールが提案され、了解された。 |
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(1) |
各自の発言を尊重し、お互いの立場を理解して話し合うこと。 |
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(2) |
参加者全員が平等、公平に話し合うこと。 |
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(3) |
話し合いの意見は、共有化する。その共有方法は、豊橋工事事務所が議事概要を作成し、出席者のご確認を頂き、事務所ホームページで公開すること。 |
2.矢作川水系における河川環境等の意見交換について、 |
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意見交換に先立ち、豊橋工事事務所より矢作川の環境について(懇談会資料−2)概略説明した。 |
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おおよそ全出席者より、矢作川の河川環境の現況として生態、河川空間、水辺利用、人工林の荒廃等の現況指摘及び流域全体として取り組むことの必要性(上流部、下流部での役割等)についての意見や取組状況が紹介され、それらを座長が以下のようにとりまとめ、今後の矢作川水系の河川環境を考える本懇談会の次回以降のテーマとした。 |
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(1) |
川の生き物をどのように保全していくのか、その考え方の整理が必要である。
その際、水量、水質、川の瀬・淵等の形態、植生等に注目することが重要。 |
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(2) |
水源、土砂源をどのように管理していくのか、その考え方の整理が必要である。
その際、森林や沢などの災害面、利用面等における役割に注目することが重要。 |
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(3) |
流域内の上下流の連携が必要である。
その際、森林保全、水質保全等に注目することが重要。 |
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(4) |
川に親しむことが必要である。
その際、河川の文化、伝統、教育、住民のリラックス等に果たす役割に注目することが重要。 |
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(5) |
川づくりとまちづくりを一体的に考えていくことが必要である。
その際、川に沿ったつながりに注目することが重要。 |
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(6) |
ダムが川の環境に対してどのように影響しているのか、科学的に評価しておくことが必要である。 |
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河川環境を流域全体として考えることが必要であり、森林や利水の関係者が本懇談会に参加するよう要請を受けた。 |