![]() |
![]() |
TOPページ > 豊川の明日を考える流域委員会 > 中間報告書 > 中間報告書用語集 |
![]() |
![]() |
|
|
![]() |
水道用水と工業用水を総称して都市用水という。なお、都市部における事務所、宿泊施設、官公庁、商業施設、病院、公共施設等における種々の都市活動で使用される水は、都市活動用水と呼ばれ、水道用水の用途の一部。 内水 ナイスイ 本川の流水を外水と呼ぶのに対する、堤防に囲まれた堤内地の流水の呼称。 内水氾濫 ナイスイハンラン 洪水時に本川水位が上昇し、内水の排除が困難になって生じる湛水のこと。洪水が長引き湛水深が大きくなると浸水による被害が発生する。その被害は、本川の破堤氾濫による災害に比べ、人命の損傷を伴うことは少ないが、発生頻度が高い。 根固 ネガタメ 水、泥流や波浪による洗堀から河床や堤防の基礎部などを防護すること。根固めのための構造物を根固工といい、捨石工、寄石工、沈床工、かご工等が用いられるが、最近はコンクリートブロックを使った沈床工や層積み工、乱積み工が多い。 年間降水量 ネンカンコウスイリョウ 降水量とは雨や雪などとして降った水の量をいい、単位は水の深さ(mm)で表す。その1年間の降水量の合計を年間降水量という。 年超過確率 ネンチョウカカクリツ 水位・流量・降水量等の水文量について、ある値を超える値の生起する確率が何年に1回であるか、各年にとっては何分の1であるかの値。 破堤(決壊) ハテイ(ケッカイ) 洪水などの作用によって堤防が破壊されること。破堤は原因によって以下のように大別される。?越水によるもの ?A水漏れによるもの ?法崩れによるもの ?C水圧によって押し抜かれる場合 ?D川表の法先の洗掘から始まるもの。破堤(決壊)は堤防の全部の損壊を意味する用語であり、堤防の部分的な浸食や法崩れは欠壊といい、区別する。 腹付け(盛土) ハラヅケ(モリド) 傾斜地盤や既設盛土法面に添土して設ける盛土。段切り等により既設盛土と一体化を図るように施工する。堤防の堤外、堤内、両面の腹付けをそれぞれ表腹付け、裏腹付け、両腹付けという。 はん{氾}濫原 ハンランゲン 洪水時に、はん濫水に覆われる川の両側の、比較的平坦で低い土地。地盤の隆起や河床の低下によって、現在は洪水時でも覆われなくなった土地もある。わが国では堤防等によって自然状態のはん濫原はほとんどみられない。 BOD ビーオーディー 生物化学的酸素要求量。好気性微生物の増殖および呼吸作用により、水中の有機物質が酸化分解される(自浄作用)とともに溶存酸素が消費される。この自浄作用の過程で消費される酸素量がBODである。BODは20℃で5日間に消費される酸素量を標準としている。BOD値が高くなると、分解性の有機物(その他還元性の無機物)が多いことを示し、水中の溶存酸素(DO)は減少しやすく、水生生物に悪影響を与える。さらにBDO値が高くなるとDOがなくなり、嫌気性分解が起こり、メタン、硫化水素などが発生する。 水環境 ミズカンキョウ 水を構成要素の中心とした環境の総称。大気や土壌など他の環境メディアと比較して、水は汚濁物の滞留、移送、物質変化と生態系の関係が理解しやすく、また景観文化的な表現も豊かであることから、環境の快適性を評価する重要な対象になっている。 水環境管理計画 ミズカンキョウカンリケイカク 水量、水質の管理目標とその管理計画及び施策に係わる事業計画を骨子として、環境管理基本計画による水環境の方針を踏まえ、水環境の管理及び整備のための具体的な計画のこと。 水資源開発 ミズシゲンカイハツ 水の貯留や用途の振り替え、関連施設の効率的な運用により、新たに利用可能な水量を開発すること。近年、ダム建設適地の不足や社会的背景による工期と工事費の増大から、水資源開発手法の多様化が進められている。 水資源開発基本計画 ミズシゲンカイハツキホンケイカク 水資源開発促進法において指定された水資源開発水系に係わる地域について、?水の用途別の需要の見直し及び供給の目標、?供給の目的を達成するため必要な施設の建設に関する基本的な事項、及び、?その他水資源の総合的な開発及び利用の合理化に関する重要事項を記載した計画。通称「フルプラン」と呼ばれており、内閣総理大臣は、水資源開発水系を指定したときは、当該水系に係る水資源開発基本計画を決定しなければならないものとされている。 水資源開発水系 ミズシゲンカイハツスイケイ 産業の開発または発展及び都市人口の増加に伴い、用水を必要とする地域に対する水の供給を確保するため、水資源の総合的な開発及び利用の合理化を促進する必要があるとして、水資源開発促進法において指定された水系であり、水資源開発基本計画(フルプラン)が策定される。現在、利根川、荒川、木曽川、豊川、淀川、吉野川、筑後川の7水系が指定されている。 有効雨量 ユウコウウリョウ 耕地に降った雨のうち、作物の生育に有効に利用される雨量。 利水安全度 リスイアンゼンド 利水安全度とは、河川水を利用する場合における渇水に対する取水の安全性を示す指標であり、一般に何年に1度の規模の渇水に対してまで安定的に取水可能かを意味する。我が国ではダム等水資源開発施設の計画にあたっては、一般におおむね10年に1回程度発生すると想定される規模の渇水を対象に安定した取水が行えるよう計画されている。 利水施設 リスイシセツ 水道用水や工業用水、農業用水、発電等を利用又は行うためにつくられた施設。 利水容量 リスイヨウリョウ 利水計画に基づいて貯水池に設定される用水補給のための容量。 流域(流域面積) リュウイキ(リュウイキメンセキ) ある河川の流水の供給源となる降水の降下範囲。単に流域もしくは集水区域ともいい、その面積を流域面積という。上流山地においては、一河川の流域と他河川のそれとは山脈によって区画され、これを分水界と呼んでいる。豊川水系の流域面積は724km2 流水の正常な機能の維持 リュウスイノセイジョウナキノウノイジ 既得かんがい用水等の確保、舟運、漁業、観光、塩害防止、地下水位の維持、河口閉塞の防止、河川管理施設の保護、動植物の保護、流水の清潔の保持などの機能を維持すること。 流量配分 リュウリョウハイブン 基本高水流量を河道やダム、放水路、遊水池等、各種洪水処理施設に分配すること。 冷水現象 レイスイゲンショウ ダム貯水池が築造されることにより、ダム下流の河川水温が貯水池の出現する以前に比べ低下すること。水温成層が貯水池内に形成され、放流口が中、底層の場合、放流水は流入水より水温が低くなることとなる。 |
![]() |
↑ページのトップへ戻る |