TOPページへ
TOPページ豊川の明日を考える流域委員会中間報告書 > 委員意見集
委員意見集

第1回〜14回の委員会時における各委員の主な意見

◎今後の進め方
 【委員会の進め方等】
流域委員会は、河川整備計画の原案に対して意見を述べることになっているが、原案の作成段階で意見を述べ、原案に反映されるべきではないか。 (第4回)
これまでの委員会で、幅広く立場の異なったいろいろな意見が出され、真剣な議論が交換されたと思っている。今回委員会が延長され、また次の議論に進まないで同じ繰り返しをしていくのではないかと少し心配しており、一度中間的なとりまとめをした方がいいのではないかと感じている。ただ事務局でやるのではなく委員会メンバーでやるのが本質で、これまでの意見や技術的根拠についてとりまとめることが必要であると思う。(第14回)
ダムの問題については、最初からダムありきということではなく、いろいろな議論や行政の動きがあって世論ができ現在に至っている訳で、現地の生活者の視点も重要であり、集中的に議論すべきときに来ていると思う。 (第14回)

情報開示が十分でなく、うまく伝わっていないのが残念である。中間報告をまとめて公開するのは賛成であるが、その前にもう1回やればもう少し建設的な議論になると思う。独自のホームページを開くのも一つの方法であり検討している。(第14回)
2年間で何をやったかという意味での中間報告というのもある。結論を出したもの、 未解決なものが整理され、今後の方向性が整理されると思う。(第14回)
 【住民参加の手法等】
住民の方々の理解を得る方法も併せて検討する必要がある。(第11回)
計画が立案され実施段階になってからは、より住民の意見を聞くことが大切であり、市民参加、住民の合意をぜひ継続してもらいたい。(第12回)

この委員会は、河川計画に対する市民参加や情報公開という面では先駆的な例だと思う。計画段階だけでなく、実施段階においても住民合意や地元の心配事についての情報提供が大事であり、この委員会のような形で進めてもらいたい(第13回)。
(代替案については、)極端なケースを含め既にいろいろな計算はできている。ただ、どういう情報を提示してどういう意見を集めれば住民参加になり得るか、準備部会で考えた方がいいと思う。(第13回)

◎治水関係
 【長期的な計画規模等】
全国の河川における計画規模を見ると、重要度等だけでは理解できない。(第4回)
現時点で計画規模の議論をするなら、近年までのデータを基に整理した計画規模とそれに対する流量の説明が必要である。(第4回)
仮に150年に一度の水で計画しても200年に一度の水が出るかもしれないし、水の出方にもいろいろなパターンがあり、完全に水が制御できるという考えでダムをつくるなら、途方もない大きなダムが必要になる。(第11回)
 【基本高水流量等】
基本高水のピーク流量の 7,100m3/sは、その後のことにも影響するので、例えば流量の確率では何分の1になっているのかとか、説得力を持たなければいけないと思う。(第5回)
流量確率を計算しても7,100m3/sは妥当であり、既往最大洪水を流域が湿潤状態であると想定して計算すると7,500m3/sになり得るという追加説明があった。基本方針にそのまま出てきたことに対して、不信感を抱き続けることを一番恐れたが、皆さん納得したようで安心してもいいのかなという気がする。(第8回)
7,100m3/sが妥当かどうかは疑問に思っているが、地球温暖化等の環境変化によって、ある地域では砂漠化が進み、ある地域では大洪水が起こるという現状において、20年先のことを数値で裏付けることはほとんど不可能である。日本でも九州で集中豪雨が多くなっているが、将来何%増やせばいいかは非常に難しく、現段階でそれを決めるには過去の実績及び統計資料からやらざるを得ないと思う。(第8回)

◎利水関係
 【利水計画の考え方等】
制限流量が流域面積100k?当たり概ね1m3/sを目安としていて、本当に漁業とか水質からシビアな予測をしているのか多少疑問に感じる。(第7回)
地下水は水道の大切な水源であり、保全しなければ将来禍根を残すことになる。(第8回)
豊川は、流出量に対する水利用量の割合が非常に高い河川というイメージがあり、水利用がこの地域の発展の足かせになる時代が近づいてくるのではないか。水の利用率が高まるほどダムで調整できる量もなくなってくるので、広い意味での治山、治水をもっとしっかりやる必要があると感じている。また、利水安全度は1/10に向上させてもらいたい。(第8回)
流域圏のビジョンに対応した利水ということを検討してもらいたい。(第12回)
いかにCO2を削減しても一挙に改善されるとは思えず、温暖化はどんどん進む。その辺も考慮に入れて利水は考えるべきだと思う。(第12回)
豊川用水の漏水防止やトイレへの処理水の利用など、水を有効に使う話もしないと、ダムができれば節水しなくてもいいという問題でもない。(第13回)
工業用水の回収率は限界であり、節水で非常に大きな打撃をこの地域の産業に与えている。特に国際的な企業が立地しており、責任をもってやってもらわなければならない。農業用水はもっと効率を高めていく必要があるが、今後農業が最も重要となる時代を迎え、日本最大の高効率農業地域を大きく発展させていくことは非常に重要だと思う。生活用水については、飲み水と洗浄水が一緒で、上水と中水を分けることも必要だと思う。(第13回)
東三河の発展には企業誘致が必要だが、その一つの条件として水問題があり、豊富ということではなく、進出企業に心配ないと説明できる程度の内容であるべきである。家庭用水については、核家族化が進んでおり水利用が増えることから、人口ベースではなく所帯数の増減で判断すべきだと思う。また高齢化社会では節水のために浴槽の水を再利用のためバケツで運ぶこと等による節水も困難と思われる。(第13回)
21世紀初頭の日本及び世界の最大の問題は食糧危機であると思う。2005年くらいから各国が食糧の自給について基本的な考えを打ち出すと思う。日本でも野菜を始めとする最大の生産基地である東三河地域の土壌をどう確保し育てていくかが大きな課題であると思う。(第14回)
世界的な食糧危機は常識であり、自給率をどうやって高めるかという問題が2005年という間近に迫っている。豊橋も渥美も日本一、二の大きな農業生産地域であり、中期的な計画をきちんと出してもらいたい。(第14回)
 【水需要等】
豊川水系水資源開発基本計画(通称:フルプラン)の目標値が、今後の需要増が見込まれていることがわかるように書くべきである。(第1回)
現在の水不足は、渇水に明確に現れている。一方将来としては、産業構造の変革、人口の減少、効率を追求する社会への切り替えというようなことから、水需要は原則としては減少する社会に変わる。しかし、同時に文化や環境を維持、保全していくための新しい産業を支えるための水需要が生まれつつある。また、新しい文化サービスの観光産業も大きくウェイトを占める時代が来て、その面の水需要も増える感じがする。(第6回)
水道用水については、人口が日本全体では2005年がピークであるが、県の提案では2010年くらいをピークにしており、東三河地区は三遠南信を含めた地方分散のモデル地域として人口が漸増し、高度な市民生活が形成されるという意味で、水道用水が2010年まで漸増するという提案は極めて適切であると考える。(第6回)
(工業用水については、)県の水需要の見通しでは、東三河地区は △1,800万m3/年と減る形になっているが、東三河の工業用水は限界まで有効利用されており、国際的な流通センターやリサイクル等を含めた環境産業のセンターとして計画を進めていることから、今まで以上に工業用水の需要が発生すると考える。(第6回)
農業用水については、水利用の効率化を精力的に進めていく必要があるが、東三河地区の日本一の農業地域を今後とも高収益農業として確保していくことは非常に大事であり、日本の食糧需給の観点からその役割を果たすためにも、農業用水の需要は引き続き必要になってくると思う。(第6回)
水利用の変化の予測と実際の供給態勢整備の間にはかなりの時間的なギャップがあり、長期的な見通しに耐え得る整備をどうするかが必要であると思う。(第10回)
農業用水の使用量は減ってきているのに、ダムができる時期に急に(需要量が)増えるという非科学的な説明があったが、なぜそうなるのか、まだ納得していない。(第12回)
節水などを推進して現在の量で何とかしていくことを考えないといけない。行政が率先して節水とかをやるべきだと思う。(第13回)
行政としては、市民の生活が困らないように保障する責任があり、ある程度余裕を持った計画にしていきたい。(第13回)
豊川用水では大分水が無駄になっていて、もっと有効利用すれば今以上に水資源を確保する必要はなく、単に面積が増えるから水が要るという議論は成り立たないと思う。(第14回)
 【利水安全度等】
食糧自給率も上げていく必要があり、できるだけ安全度を持たせて確保してもらいたい。(第12回)
渇水地帯という汚名を早く返上することが地域の経済発展に重要だと思う。(第12回)
利水の1/10という確率は、最近の厳しい渇水は入っていない。利水計画の1/10という安全度は非常に低く常時来る数字で、設楽ダムができた後でも、貯水量が減ってくれば事前に対策をとる必要があり、節水という事態は4年に一回くらいは来る。節水は当然必要であるが、計画論としてはこういう形でしか立てようがないと思う。(第13回)

◎環境関係
 【環境全般等】
豊川の豊かな緑を大切にすべきではないか。(第2回)
原生自然的な手つかずの自然の地域、二次的な自然で生物の多様性が図られている地域、開発が進んで自然回復を図らなければならない地域とあるが、これらについて今後の河川としての取り組みをどうするかという視点が必要で、河川環境という概念の位置づけが必要ではないか。(第8回)
豊川から見た三河湾等流域の一体的な検討をすること、インターネット等できる限り公開を進め、いろいろな市民の意見を聴くこと、環境の保全だけでなく自然環境を取り戻していくことが重要である。(第8回)
河川環境としては、江戸と隅田川、京と鴨川の例からも河川と都市開発は切っても切れない関係にあり、東三河の人たちが豊川に親しみを持ち、何らかの接触を持つような、心を豊かにするような環境ができればと希望している。(第8回)
豊橋市役所の13階からとてもきれいな豊川の眺めが見え、市民にとっても心のふるさととなっており、この美しい姿を残してほしい。(第8回)
洪水への対応のため手を加える必要がある場合は、自然の再生等に最大限取り組んでもらいたい。(第8回)
豊川は土砂が出にくく、土砂災害の少ない河川であるが、生態系から見た瀬と淵とか、瀬の産卵場のリフレッシュという意味からも、土砂の問題は重要な気がする。(第9回)
流域圏全体の環境について、これからも検討してもらいたい。(第12回)
自然環境については、地域住民の方たちもいろいろな意見を持っていると思うので、住民の意見も取り入れる必要があると思う。それと工事に当たっては、自然に近い環境を保つことを考慮してもらいたい。(第12回)
豊川は東三河地域のシンボルのような川であり、豊川をめぐる環境が良好であってほしいと多くの方が願っていると思う。特に親水性や環境保全は今後の大きな課題になると思う。(第13回)
 【山林保全等】
今の森林の状況は針葉樹林帯になっている。山林の保水力を高めるためにどうあるべきかを考えていく必要があると思う。(第5回)
上流域では人工林が多く、自然林が非常に少ない。全国的には温暖化によりブナの原始林がどんどん北上しており、将来枯れつつある人工林のメンテナンスによって保水の量は大きく変わるので、それも将来計画に入れた方がいいのではないか。(第8回)
宇連ダムができて約40年経つが、ダムにはほとんど堆砂していない。地質は複雑であるが、日本全体の中では安定した流域であり荒廃地域ではないと思う。ただ、水源涵養という意味ではもっと山の手入れをしていく必要はある。(第8回)
 【河川利用等】
河川環境管理基本計画策定後10年を経ており、沿川の市民や自治体が持っている空間利用や水辺利用のイメージを収集してもらうと議論が深まる。(第7回)
治水、利水機能はもちろんであるが、今後、高齢者が増えたときの利用場所や街中では少ない遊び場として、河川の持つ自然環境や水辺空間を生かした地域住民の憩いの場が河川に沿ってできたらいい。(第8回)
 【三河湾の問題等】
豊川の流出量が減少したために三河湾の海水の循環力が減少したという指摘があるが、今後、治水によって瞬間的な流出が制限される場合に三河湾との関係をどうするかという問題についても触れてもらいたい。(第7回)
豊川の将来像を考えると流域の一体化が一番大事であり、豊川が閉鎖性水域の三河湾に流れていることから、河川から見た三河湾について相当触れていく必要があるのではないか。大学で山と海と川の一体的な研究を総論でなく相当専門的に行うことが、東三河地域の将来像を考える場合に最も重要であると思う。(第8回)
三河湾の水質については、やはり豊川と関わりがあると思われ、今後の課題になると思う。(第13回)
(三河湾との関係について)流量はダム等により人為的に変えられるが、それと風や気温、潮汐という人間の力で変えられないことを比べて影響が少ないという議論は全くナンセンスである。(第14回)
通常の下水処理をしてもリンや窒素は取れない。人口が増えて下水も増加すると、富栄養化を起こすリン、窒素が減って、三河湾が浄化されるという希望はほとんどない。しかも埋め立てにより浄化作用のある干潟がほとんど失われている。影響が少ないという議論は意味がなく、汚染を加速するようなことはなるべく避けるべきではないか。(第14回)
三河湾全体が非常に浅く閉鎖性水域であり、汚濁しやすい湾であることは間違いない。流域の生活用水等のいろいろな用水が流れ込んでいるのが汚濁の最大の原因であり、この流域の行政がどう取り組むかという議論がされないと、基本的にはこの問題は解決しないと思う。(第14回)
年間総雨量が少ない年と赤潮、青潮が頻繁に起きる年はほぼ一致する。雨の少ない年でも制限流量があるので短期的なプラス面はあると思うが、たまに降った雨を少しでも貯めて有効に使うのが水資源開発であり、使われた水が汚れて返ってくる。三河湾の水質問題は、使った水を如何にきれいにして戻すかにかかっていると思う。(第14回)
水資源の開発という側面だけで考えるのではなく、行政全般の中で使った水をどうやってきれいにしていくかを考えないと、三河湾の浄化には結びつかない。(第14回)

◎設楽ダム関係
 【ダム計画全般等】
設楽ダムの問題もあり、政策決定するためにはいろいろな手続きも必要なことから、早く納得できるようにしてもらいたい。(第4回)
ダムという大事業を検討するに当たっては、利水や治水という問題についても、河川だけでなく流域全体の必要性を明確にする必要がある。(第12回)
この地域の発展や安心、豊かさを考えるとダムの必要性を説明できると思う。(第12回)
ダムをどうするかという問題に早く焦点を絞って、早く結論を出してほしい。(第12回)
ダムができるとして容量が2,000万m3違うと、集落が半分に減るのが全部なくなってしまうこともあり、集落がなくなってまでもこれだけの容量がなぜ要るかの明確な回答がほしいという声が地元にあることを認識してもらいたい。(第13回)
行政の責任者として早く決着してほしい。できれば早くつくる方向で考えてほしい。(第13回)
 【ダム周辺の環境等】
ダムができたときに、その周辺の水辺環境がどう変化するか、ダムの調査報告も含めて説明してもらいたい。(第7回)
森林の持つ保水機能をどう保全し維持していくかが設楽ダムという問題を踏まえた上では重要であり、実行できる方策を議論してもらいたい。(第8回)
ダム建設したときにどのくらい生態系が破壊されるかというようなことも検討して頂きたい。(第12回)
ダムが建設される地域の環境についても具体的な説明をもっとしてもらいたい。(第12回)
ダムをつくれば自然環境がマイナスになるが、同時に新しい自然環境をつくることによって、新しい産業を生み出し、奥三河の林業をよみがえらせることも必要であり、総合的に判断しながら進めてもらいたい。(第13回)
ダムができると周辺地区に新しい自然環境が生まれることになると思うが、明治以降の人工林によりこの周辺地域の自然環境にも相当の問題がある。ダムをつくるのと同時に、この周辺地区をどのような環境に作り上げていくかという計画も一緒に行われることが非常に大事であると考えている。(第13回)

◎霞堤関係
 【霞堤全般等】
霞内の土地利用の方向性が重要であり、土地利用と当該地区が持つ治水対策を融合して考えることが必要である。(第2回)
霞は柔軟性があって治水対策上非常に有効であると思う。(第5回)
記憶に残っている近年の大きな水害である昭和54年10月洪水の時の主な被害はほとんど霞堤の区域であり、乱暴な言い方をすれば霞堤の区域をどうやって安全にするかが整備計画における治水の目的ではないのか。(第9回)
(霞堤の)締め切り堤防の位置によって結果が異なるので、今後はもう少し具体的な案を出してもらいたい。(第10回)
先人の知恵でつくられた霞堤の存在をきちんと認識し、締め切って住宅をつくるといった発想ではなく、環境とか緑を大事にする都市の都市計画のような形で、流域公園など柔軟に生かしていくまちづくりを下流の課題として考えて行くべき。(第10回)
設楽ダムができるのは多分20年後とか30年後になり、それまで全く下流に影響のない洪水で常に地元が悩まされるのでは、地元の納得も得られないと思う。影響のない範囲での暫定的な整備が可能であればお願いしたい。(第12回)
ダムができれば解決するからといってそれまで(霞堤の対策を)何もしないと、後20年30年も洪水の心配をして暮らさなければならず、できる範囲の打開策を同時進行しなければならないと思う。(第12回)
霞堤の問題にしても、自然公園にしてできるだけ住宅を建てず、水が流れてもいいようにしていくとか、地域の方々がその地域のこれからをどう考えていくのか、その辺も踏まえて議論できればいいと思う。(第12回)
地元の人に犠牲を強いるのはきついことだが、霞を締めて下流に人的被害が出ても困る。巨大なポンプを置くとか、小さい放水路を造ってどこかへ流すとか、お金で解決できるなら、土地の有効利用にもつながると思う。 (第14回)
霞地区の人は、霞に関して高い関心を示しているが、今後どういう方法が考えられるかは大きな検討課題だと思う。(第14回)
 【霞堤の対応策等】
ダムが未完成の現状では霞堤の締め切りは無理ではないか。(第2回)
霞堤については、石田地点上流で 3,000m3/sをダムで減らす計画の実現性を考えると、全部ダムに依存するのではなく、小規模な遊水地であっても締め切らずにピークカットに効果のあるものを考えていってはどうか。(第5回)
牛川の霞堤は、現在開発計画があり、市役所の真裏という非常に貴重な場所で有効利用したいため、できれば閉めることを検討してもらいたい。その他の霞堤も今すぐ閉められないとしても、できるだけ減災対策により安全度を高めることを希望する。(第9回)
いずれの計算結果も牛川の霞堤に関しては、今すぐ締め切ってもほぼ何の差しさわりもないように見受けられる。(第10回)
牛川霞は洪水に対する影響はほとんどない感じがする。この地区については、可能であれば河川整備とタイアップして何とか活用していきたい。(第12回)
設楽ダムができても4つの霞を締めるのは難しいが、牛川霞については締めてもあまり関係ない。(第14回)

◎その他
 【全般的な事項等】
自然現象に対しては、どういう事態が起こるか分からない。ハード面の整備で万全を期すると同時に、情報公開や地域の保障など社会的なソフト面の議論がこれから必要である。(第5回)
治水、利水、環境について知らないで川や水を利用するのと、関心を持って活用するのでは、随分利用の仕方が違ってくると思う。学校においても簡単な利水、環境の教育をしているが、川を活用した教育環境の整備も整備計画の中に入れてもらいたい。特にたくさんの子供たちを連れていくことから安全面の配慮も必要である。(第8回)
自治体が上流と下流に分かれていると利害関係みたいな感じでぎくしゃくするが、流域一体となって東三河全体が栄えていく方向を目指すことが必要である。(第8回)
様々な条件を考えて比較検討するとともに、流域を総合的に見た場合にどういう計画ができるのか(検討する。)(第11回)
広域的な危機管理体制を計画の中にきちんと明記する必要を感じている。(第12回)
 【委員会資料等】
深い議論の場となるように、会議はもっと時間をとるか、事前に資料を配布するかしていただきたい。(第1回)
計画上の数値を理解するため、部会などにより科学的、技術的な資料を分かりやすくする必要がある。(第4回)
(利水計画の)代替案検討フローはダムをつくることを前提としている。(このような委員会資料は良くない。)(第13回)
(代替案の検討は)今のやり方を前提として考えるのではなく、他の方法も考えないと代替にはならないと思う。(第13回)

↑ページのトップへ戻る