
豊川放水路が完成50周年を迎えるにあたり、放水路建設にご尽力・ご協力いただいた方々の想いや、放水路50年の歴史と役割を振り返るとともに、これからの50年、鬼怒川の水害を目の当たりにした私たちが、「今するべきこと・できること」について皆様と一緒に考えるシンポジウムを開催いたしました。
会場には流域のみなさまを中心に約300名が来場し、基調講演とパネルディスカッションを通じて、豊川と豊川放水路の歴史、豊川放水路の果たしてきた役割やこれからの50年に向け私たちがすべきこと・できることについて考えました。
また、会場内にて「豊川放水路完成50周年記念パネル展」も同時開催し、豊川放水路及び豊川流域の発展の歴史が一目で比較できる航空写真や、放水路工事の様子を収めた貴重な写真をご覧いただきました。
● 参考資料:当日配布プログラム (PDF:2.2MB)
日 時: |
平成27年 12月 12日(土) 13:30〜16:30 |
場 所: |
豊川市民プラザ(プリオU4F) |
実施内容
●主催者挨拶
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豊川放水路完成50周年記念行事実行委員会委員長(中部地方整備局豊橋河川事務所長)の関健太郎より挨拶がありました。
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●来賓ご挨拶
今枝宗一郎衆議院議員、根本幸典衆議院議員よりご挨拶を頂きました。
●基調講演(13:40〜)
藤田佳久愛知大学名誉教授 『豊川放水路建設の背景と豊川との共生空間を』
愛知大学名誉教授 藤田佳久教授より『豊川放水路建設の背景と豊川との共生空間を』を講演して頂きました。
●パネルディスカッション(14:50〜)
テーマ |
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これからの50年地域社会を守り続けるためにわたしたちがすべきこと・できること
〜鬼怒川の水害を目の当たりにして〜
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戸田 敏行氏
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神野 吾郎氏
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冨永 晃宏氏
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篠田 憲男氏
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コーディネーターに愛知大学地域政策学部 戸田 敏行教授をお招きし、パネリストには東三河広域経済連合会産業政策企画会議 神野 吾郎座長、名古屋工業大学大学院工学研究科 冨永 晃宏教授、NHK首都圏放送センター 篠田 憲男副部長、豊川放水路の沿川関係自治体より豊橋市 佐原 光一市長、豊川市山脇 実市長、豊川及び豊川放水路の管理者中部地方整備局豊橋河川事務所 関 健太郎所長によりパネルディスカッションを行いました。
豊川について各立場からさまざまな発言があり、戸田教授により次の5つに整理されました。
1. |
豊川の歴史と自然など地域性をしっかり認識しなければいけない。
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2. |
老朽化に対する対策、霞堤の対応、ダム整備など基本的なハード整備を進める。
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3. |
ハード整備に加え、特に各種情報を避難行動に結び付けるソフト面の対応も重要。
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4. |
日常的に川に親しんでいてこそいざという時に行動ができる。土地利用を皆で考え、霞ウォークなど親川計画を進める。
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5. |
防災体制の広域化が大切であり、行政と住民だけでなくマスメディアも一体となって取り組むべき。ハザードマップに記載する情報は当該市施設に限らず充実してほしい。
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豊川放水路及び豊川流域の発展の歴史が一目で比較できる航空写真や、放水路工事の様子を収めた貴重な写真がご覧いただけるパネル展も、同時開催しました。
≪問い合わせ先(実行委員会事務局)≫
中部地方整備局 豊橋河川事務所 |
管理課 |
TEL:0532-48-8105 |
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