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豊川放水路完成50周年記念シンポジウム > 豊川放水路と豊川について

豊川放水路と豊川について

豊川と、その特徴
 愛知県北設楽郡設楽町の段戸山を源とする豊川は、宇連川と合流して東三河地域の中央を流れ、三河湾に注ぐ延長約77q、流域面積約724kuの一級河川です。
 流域内の年間降水量(昭和36年〜平成13年)は、上流域で約2,400o、下流域で約1,800oと全国的に見ると多く、また河道のこう配も急なことから、上流で降った大量の雨が一気に下流の平地に流れるという特色があります。これに加えて、写真でも分かるように中下流部では川が大きく蛇行していることから、たびたび洪水に見舞われる水害の歴史を繰り返してきました。
豊川地図
豊川放水路
 豊川では、洪水を霞から溢れさせることで中心市街地を水害から守ってきましたが、霞地区の農地開拓が進むことで、その被害も拡大していきました。そこで、豊川流域の洪水被害を根本的に解決する手段として考え出されたのが、下流部にもう一つの川(放水路)を作り、洪水時には二つの川で洪水調節を行うという計画でした。こうして完成したのが、全長6.6qの豊川放水路です。

航空写真

●計画高水流量図
計画高水流量図

●標準断面図
標準断面図

●堤防標準断面図
堤防標準断面図

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