三六災害当時、上川手地区の消防団分団長をつとめておられた北原さんからは、美篶地先の三峰川堤防が決壊した際の記憶をたどりながら、
生々しい水防の経験談をお話しいただきました。決壊当時は堤防一杯に濁流が見え、堤防を守るために石を詰めた俵を使った水防活動を必死でおこなったとのことでした。また決壊の直前、
堤防の背後から水が噴き出し、それからまもなく堤防がつぶれるように崩れ落ち、濁流がどっと水田側に流れ込んだそうです。
災害はいつ発生するか分からないため、いつも川を見ていることが大事と語っておられました。