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■ イベント名  三六災害50年 唐山沢砂防施設 現地見学会  
■ 場   所  中沢公民館〜唐山沢砂防林床固工事現場(駒ヶ根市)
■ 日   時  2011年11月19日(土) 9:30〜10:30
■ 主   催  三六災害50年実行委員会、駒ヶ根市
■ 講   師  大森 出張所長(天竜川上流河川事務所 飯島砂防出張所)
■ 参 加  者  約21名(主催者含む)





 三六災害50年実行委員会と駒ヶ根市の主催により、今年度事業で完成予定の唐山沢砂防林床固工事現場を見学しました。
中沢地区の三六災害などについての座学  あいさつでは、三六災害から50年の年に唐山沢砂防林が竣工となったことが紹介され、中沢区長さんからは、「下流の住民にとって安全安心のためにダムが必要」とのお言葉を頂戴しました。
 事前学習として中沢公民館で座学をおこない、当事務所飯島砂防出張所長の大森が、三六災害の状況と要因、唐山沢砂防林床固工事、過去の災害を知ること伝えることの大切さ、土砂災害から身を守ること、 先日の中沢小学校での砂防の特別授業の様子などについて説明しました。

中沢地区の三六災害などについての座学

 バスで現地に移動する頃になると雨は強くなり、新宮川水系の水は濁って増水していたため、道路沿いから砂防施設を見学しました。唐山沢砂防林は、遊水池と樹林帯によって土砂が下流に流れ出にくくすることと、緑豊かな環境、自然と一体となった空間づくりを目的に、平成8年度から工事が進められてきました。 景観に配慮して間伐材を貼った砂防堰堤

 この場所は、以前は出水時に新宮川と支川の流れが当たって荒れやすい場所でしたが、工事によって流れを分離し、さらに川幅を広くすることによって土砂が貯まりやすく、下流に流れ出にくくしました。また、景観に配慮して、砂防堰堤の堤体表面に間伐材を貼って修景しました。 地元の方もこの様子についてはご存じなかったらしく、「こうなっていたのか」と感心しておられました。

景観に配慮して間伐材を貼った砂防堰堤

唐山沢砂防林についての説明  

唐山沢砂防林についての説明

晴れると谷間に中央アルプスが眺望できる  なお、晴れた日には防施設越しに中央アルプスの眺望が効き、渓流景観も楽しむことができます。

晴れると谷間に中央アルプスが眺望できる