庄内用水(農業用水路)で環境や防災のための通年通水が始まりました

 名古屋市守山区から北区・西区などを通り港区まで流れる庄内用水(通称 惣兵衛川)は、400年ほど前に開削された約28kmの農業用水ですが、4月から11月までは庄内川から取水された水が流れているものの、農閑期の冬期は水が枯れていました。
 このため、環境や防災のための1年を通した通水の要望が「庄内用水を環境用水にする会」など市民からあがる中、このたび守山区の守山水処理センターからの高度下水処理再生水が流されることとなりました。
 平成22年12月14日、送水管を経由して放水口のある三階橋ポンプ場では、市民や来賓・関係者が集まる中で通水式が行われ、日量4,000トンの放流が始まりました。
 さらなる市民の憩いの場として、「庄内用水」への期待が高まっています。

湧き出すように設計された放水口からの放流水 庄内用水の桜並木(撮影:平成22年春)