3月2日、尾張三大奇祭のひとつ「きねこさ祭」の「川祭り」が万場大橋上流(中村区)の庄内川で行われました。
「きねこさ祭」の名前は、祭りに使用する祭具のきね(たて杵)と、こさ(杵からこすり落とした餅の意)に由来し、毎年旧暦の1月17日に厄除け、子孫繁栄、天下太平、五穀豊穣などを祈念して行われる祭礼で、特に厄除けに霊験があると伝えられています。
当日は穏やかな天気のもと多くの見物客が詰めかける中、祭礼の中心者が笹竹を持って庄内川に向かい、川の中ほどで竹を立て一人が登り、竹の倒れた方向で今年の吉凶を占いました。
男衆が竹を担いで川の中へ
「わっしょい!」のかけ声とともに
役者が肩を組んで代表者の男性がよじ登る
音とともに竹が折れた
竹は一時、北向きにも揺らぎましたが、結局今年は縁起の良いとされる南東に倒れ「吉」となりました。