美しい水辺を取り戻す活動に、1474人が参加しました!庄内川・新川河口部 2010秋クリーン大作戦が開催されました

みんなで庄内川・新川をきれいにしよう
  今、庄内川・新川はゴミ問題で苦しんでいます。とくに、2002年11月にラムサール条約登録湿地となった藤前干潟のある庄内川・新川の河口付近では、川の上流から流れ着いたペットボトルなどのゴミがヨシ原に大量に集っています。また家電製品など、生活ゴミの不法投棄もあとをたちません。
  2001年から始まった土岐川・庄内川・新川の「川と海のクリーン大作戦」では、毎年上流部の岐阜県と、中・下流部の愛知県の住民と行政が力と合わせて清掃活動を行っています。
  10月23日(土)には、名古屋市港区の庄内川・新川の河口部において、「みなと川まちづくりを考える会」および、「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」の主催で清掃活動が行われました。


位置図と写真

45Lゴミ袋 合計2080枚を回収
  港区の庄内川・新川沿川9学区で組織された「みなと川まちづくりを考える会」の主催会場では、地元住民を中心に市民団体、企業、行政なども加わり707人が参加しました。
  朝10時に清掃がスタートすると、薄雲がかかって暑くも寒くもない天気の下、片手にゴミばさみ、もう一方にゴミ袋を持った長靴・軍手姿もりりしく、ペットボトルや発泡スチロール、ビン、缶類などの収集に取り組みました。1時間あまりの間に45Lゴミ袋878枚や粗大ゴミが回収され、ゴミだらけだった河川敷がきれいによみがえりました。
  また、「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」が主催する中堤及び藤前干潟会場でも参加人数767名、1202袋のゴミが回収されました。中堤会場では、「東海豪雨等防災パネル展示」、「庄内川アダプトに関するアンケート」調査、クリーン大作戦終了後には希望者を募って干潟観察会や防災ボランティアグループによる炊き出しなどが行われました。


明徳学区

当知学区

高木学区

神宮寺学区

港西学区

南陽・福田学区

野跡・稲永学区

藤前会場

中堤会場

集めたゴミの様子


野跡・稲永学区

当知学区

中堤会場

環境を守る意識の高まりへ
  参加された方は「毎朝、健康づくりの散歩がてらゴミを拾っているんですよ。」とふだんから町内の清掃活動に積極的な方も多く、川や海のそばで暮らす住民ならではの、環境を守る意識の高さがうかがえました。
  このクリーン大作戦は回を数えるごとに参加者が増加しています。昨年秋開催の第11回以降は約1000人超の規模になり、第13回の今回は1,474人をカウントしました。こうした地道な取り組みを積み重ねることによって、これまで何気なくゴミを捨てていた人の意識が変わっていき、また多くの人の心の中に川や海を大切にする意識が育まれることを願っています。


川と海のクリーン大作戦が多治見市、春日井市で開催されました。

  「川と海のクリーン大作戦」は地域との連携による河川・海岸の協働管理を目的とし、市町村、市民、市民団体の皆様と河川や海岸の清掃を行うものです。
  庄内川河口部のクリーン大作戦の翌日10月24日(日)には、多治見市と春日井市でも一斉に川の清掃活動が行われました。
  多治見市は記念橋~国長橋付近の土岐川河川敷で約300名の方により109袋のゴミが集められました。
  春日井市では松川橋上流右岸の庄内川河川敷で約80名の方により約1.4トンのゴミが集められました。ご参加、ご協力頂いた皆様、有り難うございました。

多治見市での清掃活動の様子



土岐川河川敷

多治見市

多治見市

春日井市での清掃活動の様子



松川橋下流河川敷

春日井市

春日井市