名古屋圏において、国、県、市、企業等、地域内の関係機関が連携し、大規模水災害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を検討するため、全国に先駆け、平成26年6月4日に立ち上げられた「庄内川タイムライン検討会」。昨年度より続く第7回目で、今年度の初回となる、庄内川タイムライン検討会が開催されました。
●日 時: | 平成27年6月1日(月) 15:00~ 17:00 |
●場 所: | 名古屋市役所西庁舎12階 第10会議室(名古屋市中区三の丸三丁目1番1号) |
●参加機関: |
中部地方整備局 庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県、愛知県警察、名古屋市、名古屋駅地区街づくり協議会、 名古屋駅地区防火・防災管理協議会 |
NHKも取材に訪れた検討会の会場風景
●平成27年度最初の検討を実施
今年度最初の「庄内川タイムライン検討会」が、名古屋市役所西庁舎・第10会議室において、参加機関の担当者約50名が参加し開催されました。
始めに事務局長を務める庄内川河川事務所・髙橋事務所長の開会挨拶と、座長 松尾一郎氏の挨拶があり、続いてアドバイザーの関克己氏、市澤成介氏、山崎登氏から挨拶がありました。また今回は、今年度の初回開催となることに加えて、初参加の担当者も多いことから、参加者全員が各自自己紹介を行い、その後、議事を進行しました。
≪議事内容≫ | |
1. |
庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会設置要綱の改訂について 名古屋市の組織変更に伴う参加機関の名称変更など、庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会設置要綱の一部変改訂の案が提示され、承認されました。 |
2. |
全国のタイムラインの取り組み状況と庄内川堤防決壊対応タイムライン検討案について 全国で実施されているタイムライン作成事例とその特徴やタイムライン策定の進行状況、庄内川タイムラインの、平成26年度の検討会開催状況などが報告されました。 |
3. |
平成27年度の検討方針と出水期の検証について 今年の検討内容(今後の課題)と、平成27年度の年間スケジュール案の提示、平成27年度出水期での検証方法について提案されました。 |
4. |
前線性台風等への対応に向けた事例検証 平成12年の東海豪雨と平成23年の台風15号を実例として、前線による台風接近前からの大雨の事例分析と、事例検証から見えた課題や、想定されるシナリオなどが紹介されました。 |
5. |
地下空間ワーキンググループの設置について 地下空間における防災行動の課題や具体的な行動内容を検討する、地下空間ワーキンググループ設置要領(案)が提示され、承認されました。 |
事務局長として開会の挨拶をする
庄内川河川事務所・髙橋事務所長
座長として挨拶する
環境防災総合政策研究機構環境・防災研究所副所長 松尾一郎氏
アドバイザーとして挨拶する
京都大学客員教授の関克己氏
アドバイザーとして挨拶する
㈱ハレックス(元気象庁予防課長)の市澤成介氏
アドバイザーとして挨拶する
日本放送協会解説主幹の山﨑登氏
事務局として議事説明をする
庄内川河川事務所調査課・栗林課長
松尾座長の司会進行により積極的な質疑応答も行われました