5月15日(金)、小里川ダムの下流に位置する瑞浪市立稲津小学校の4年生の児童40名が、社会科の総合学習授業の一環として、自分たちが住む地域の防災施設である小里川ダムを訪れました。
5月とは思えない暑さの中、先生の引率のもと、学校からダムまで1時間30分の道のりを歩いてやってきた児童たちは、みんな元気いっぱい。最初に小里川ダム管理支所の山本所長から、小里川ダムの「①水害を減らす②川の環境を守る③電気をつくる」という3つの働きについて説明を受け、その後、2班に分かれて、職員の案内でダムの中に移動しました。
ダムでは、普段は一般解放されていないダムの心臓部「ゲート室」を間近で見たり、外とは別世界のように静かでひんやりとした空気が心地よい「監査廊」を通ったり、職員の説明を受けながら内部をじっくり見学しました。
また、ダムを下から見上げることができる下流展望スペースでは、グループに分かれてペットボトルを使った実験を行い、ダムの役割や洪水調節のしくみを楽しく学びました。
山本所長の説明を熱心に聞く児童たち
地元のケーブルテレビのおりべネットワークも取材に
小里川ダム管理支所から職員に誘導され
ダムの入口まで緑豊かな歩道を歩きました
監査廊の階段は長くてびっくり声もひびいて探検気分たっぷりです
頭上注意のゲート室を見学するため全員がヘルメットを着用
ゲート巻き上げ機の前で水位を調節する
ゲート(水門)の役割を聞きました
秘密基地のようなゲート室の中に入り
ゲートをのぞき込む児童たち
ダムの内部は、外の音が聞こえない静寂の世界。気温も冷房が入っているような涼しさで、外部との温度差にびっくり。「涼しくて気持ちがいい」「ひんやりしてるね」「どうして涼しいの?」との声に、「ダム湖の表面の水温は季節によって変化するけど、深い部分の水温は年中ほぼ一定で15度くらい。だからダム一階の通廊も、ほぼ15度くらいなんだよ。」との説明に、みんな納得の表情です。
引率の先生からは、「4年生になると社会科の授業でダムについて学習するので、実際にダムを見学できるのは、児童たちにとって有意義なこと。地元の小学校ならではのありがたい学習機会になっています。」と喜びの声が聞かれました。
下流を一望できる展望テラスでダム放流のしくみを教わりました
ダムに関するいろいろな情報をパネルで展示
堤体内の通路もお勉強スペースです
ペットボトルを使った実験でダムの洪水調節のしくみを教わってから8つのグループに分かれて実験にチャレンジ。
「ほんとだ」「すごい」歓声があがりました。
下から見上げるダムは迫力満点
最後に管理支所で山本所長に疑問点を質問して説明を聞きました。