河川の災害時の映像を流域自治体へ配信 ~「河川の映像情報提供に関する協定」調印式~

 恵那市、国土交通省 庄内川河川事務所・多治見砂防国道事務所・矢作ダム管理所、水資源機構阿木川ダム管理所、ケーブルテレビ会社の(株)アミックスコムが、「恵那市における情報の伝達・交換等に関する協定」を締結することになり、その調印式が3月11日(水)に、恵那市役所西庁舎において行われました。この協定締結により、庄内川河川事務所が庄内川流域の映像等の防災情報を流域自治体・ケーブルテレビ会社に提供するほか、関係機関が所有する河川カメラ映像を相互に共有することができるようになります。その結果、自治体においては、迅速な水防活動や避難判断等が可能になり、ケーブルテレビ会社においては、CATVを通じて一般視聴者にリアルタイム映像を提供することで、より迅速な避難行動等に役立ててもらえることが可能となります。

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調印した協定書を手にする各氏。左から
株式会社アミックスコム・伊藤社長、多治見砂防国道事務所・草野所長、庄内川河川事務所・髙橋所長、
恵那市・可知市長、矢作ダム・笹森所長、阿木川ダム・林所長及び恵那土木事務所・今井所長

《災害時に役立つ画像提供を目指して》

 始めに、庄内川河川事務所・髙橋所長から、本協定の概要説明と、東日本大震災から4年目となる今日、災害発生時の迅速な水防活動や避難行動に役立つ協定が結ばれたことの意義が語られました。調印後には、恵那市の可知市長から「山間地にあり災害時には土石流が心配な恵那市にとって、市民の安全・安心・命を守るために、的確な情報を手に入れる一つの形として、大きな力になると期待できる。」との挨拶があり、引き続き調印した各氏からの挨拶がありました。
 調印式が終了した後、恵那市役所の正面玄関前において、衛星通信車と衛星小型画像伝送装置(Ku-SAT)のデモンストレーションが行われました。

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会場に映し出された設置カメラからの映像

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本協定締結の流れや意義について語る
庄内川河川事務所・髙橋所長

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協定書に調印する各氏

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挨拶する恵那市・可知市長

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調印式に臨む関係者

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前日からの雪が降り続く恵那市役所の正面玄関前で衛星通信車と衛星小型画像伝送装置(Ku-SAT)を見学

 また、庄内川河川事務所では同様の協定を北名古屋市(1月14日)及び大治町(3月5日)、土岐市(3月11日)とも締結し、流域の方々の安全・安心に寄与することができると考えています。

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北名古屋市との調印式(1月14日)
協定書を掲げる長瀬北名古屋市長(左)と髙橋事務所長

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大治町との調印式(3月5日)
調印式に出席した広浜尾張建設事務所長、髙橋事務所長、
村上大治町長、青木西尾張シーエーティーヴィ(株)社長(左から)

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土岐市との調印式(3月11日)
調印式に出席した武田おりべネットワーク(株)取締役、加藤土岐市長、
髙橋事務所長、草野多治見砂防国道事務所長(左から)