名古屋圏は、平成12年東海豪雨や平成23年台風第15号など、台風性豪雨により甚大な被害を受けています。また名古屋圏は、企業、交通機関等が集積している他、日本有数の地下街では、地下鉄などの利用とも相まって、膨大な数の人々が往来し、大規模水害時の影響は甚大なものになると想定されます。
このため、名古屋圏において、国、県、市、企業等、地域内の関係機関が連携し、大規模水害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を策定するための検討会を、本年6月4日に立ち上げました。
開催5回目となる今回の庄内川タイムライン検討会では、過去に開催した4回の検討会で検討してきた事前防災行動計画(タイムライン)の素案を基に、図上訓練として行動項目や実施のタイミングについて確認しました。
●日 時: | 平成26年11月28日(金) 10:00~ 17:30 |
●場 所: | 中村区役所 講堂 |
●参加機関: |
中部地方整備局 庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県、愛知県警察、名古屋市、名古屋駅地区街づくり協議会、 名古屋駅地区防火・防災管理協議会 |
●添付資料: | |
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スクリーンに映し出された訓練時間と
仮想台風に沿って実施した図上訓練の会場風景
● 巨大台風による水害発生に備えた図上訓練を実施
~タイムラインによる防災対応を行うための『課題抽出』を目的として~
第5回の「庄内川タイムライン検討会」は、名古屋市中村区竹橋町にある中村区役所 講堂において、開催しました。
始めに髙橋事務局長より開会挨拶、続いて松尾座長の挨拶後、巨大台風による水害発生に備えた図上訓練を行いました。
≪議事内容≫ | |
1. |
庄内川タイムライン 図上訓練 検討中のタイムラインを『案』に近づけるため、課題を多く抽出することを目的としています。 ① 防災項目の確認・・・各防災行動項目に不足や不整合がないかどうか ② 実施のタイミングの確認・・・各防災行動項目の実施タイミングが適切かどうか ③ その他・・・情報共有や連絡調整に過不足が生じていないかどうか |
2. |
振り返り 図上訓練で解ったことや改善する点などについて、意見交換を行いました。 |
最後に、髙橋事務局長より「今回の検証結果を事務局で検討し、来年の庄内川タイムライン検討会につなげたい。」との挨拶があり、6時間30分の長時間に及んだ検討会を閉会しました。 |
事務局長として挨拶をする
庄内川河川事務所・髙橋事務所長
仮想のシナリオに基づきニュース内容を
伝える日本放送協会の山﨑登解説主幹
発表された情報に対応して
各機関が活発に行動しました
庄内川河川事務所も本番さながらに
情報収集と情報発信を実施
入手した情報に対して行動すべきことを確認する
名古屋駅地区街づくり協議会のみなさん
各機関が実施すべき行動項目などを
ホワイトボードで確認
座長・松尾一郎氏の議事進行により
図上訓練を振り返り改善点を確認
訓練で確認された反省点や問題点などの
意見交換を実施