名古屋圏は、平成12年東海豪雨や平成23年台風第15号など、台風性豪雨により甚大な被害を受けています。また名古屋圏は、企業、交通機関等が集積している他、日本有数の地下街では、地下鉄などの利用とも相まって、膨大な数の人々が往来し、大規模水害時の影響は甚大なものになると想定されます。
このため、名古屋圏において、国、県、市、企業等、地域内の関係機関が連携し、大規模水害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を策定するための検討会を、本年6月4日に立ち上げました。
今回、タイムライン策定に向けて、「第4回 庄内川タイムライン検討会」を開催し、ワークショップで活発な意見交換を行いました。
●日 時: | 平成26年10月22日(水) 13:30~17:30 |
●場 所: | 庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内) 大会議室 |
●参加機関: |
中部地方整備局 庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県、愛知県警察、名古屋市、名古屋駅地区街づくり協議会、 名古屋駅地区防火・防災管理協議会、名古屋鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社 |
●添付資料: | |
第4回 庄内川タイムライン検討会 議事次第 【PDFファイルサイズ:52KB 別ウィンドウで表示されます。】 | |
第4回 庄内川タイムライン検討会 配席図 【PDFファイルサイズ:116KB 別ウィンドウで表示されます。】 | |
庄内川TL検討会 【PDFファイルサイズ:446KB 別ウィンドウで表示されます。】 | |
平成26年台風第16号・第18号・第19号の概要 【PDFファイルサイズ:799KB 別ウィンドウで表示されます。】 |
第4回検討会開催状況
●ワークショップでタイムライン策定に向けて検討
第4回の「庄内川タイムライン検討会」は、清須市西枇杷島町にある庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)の大会議室において、開催しました。
始めに、髙橋事務局長より開会挨拶、松尾座長より挨拶を行った後、話題提供、ワークショップを行いました。
≪話題提供≫ | |
1. |
他地域における状況報告 松尾座長より、平成24年にハリケーン・サンディにより被害を受けた米国の現地調査報告と紀宝町にて実施した「紀宝町タイムライン」の試行・検証について説明され、「紀宝町タイムライン」の試行・運用では、①コミュニケーションの促進、②先を見越した行動によって的確な対応が実現、③地域防災の連携ツールとしての役割が明確となり、曖昧な防災対応が解消された。との報告がありました。 |
2. |
台風第16号,18号,19号に関する解説 名古屋地方気象台の岡田水害対策気象官より、台風第16号(温帯低気圧),18号,19号、それぞれの雨量状況や台風経路図、名古屋市における警報・注意報発表状況について解説して頂きました。 |
≪議事内容≫ | |
1. |
参加機関によるワークショップ(意見交換) 参加機関を「防災基盤・運用・情報」「交通運輸・情報」「市民安全・情報」の3グループに分け、各グループ内で≪事前防災行動項目の流れと時間(リードタイム)の整理≫についてディスカッションを実施し、その後、各グループの発表者が出された意見を取りまとめて発表し、各発表に対する意見交換が行われました。 |
米国現地調査結果及び紀宝町タイムライン
について説明をする座長の松尾一郎氏
9~10月に来襲した台風の解説をする
名古屋地方気象台の岡田健一氏
ワークショップでの
防災基盤・運用・情報グループ
ワークショップでの
市民安全・情報グループ
ワークショップでの
交通運輸・情報グループ
ワークショップの取りまとめ発表を行う
名古屋駅地区防火・防災管理協議会
幹事 松田 諭氏