第3回 庄内川タイムライン検討会」開催! ~ワークショップを実施しました~

 名古屋圏は、平成12年東海豪雨や平成23年台風第15号など、台風性豪雨により甚大な被害を受けています。また名古屋圏は、企業、交通機関等が集積している他、日本有数の地下街では、地下鉄などの利用とも相まって、膨大な数の人々が往来し、大規模水害時の影響は甚大なものになると想定されます。
 このため、名古屋圏において、国、県、市、企業等、地域内の関係機関が連携し、大規模水害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を策定するための検討会を、本年6月4日に立ち上げました。
 今回、タイムライン策定に向けて、「第3回 庄内川タイムライン検討会」を開催し、ワークショップで活発な意見交換を行いました。

日 時: 平成26年8月26日(火) 13:30~17:30
場 所: 庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内) 大会議室 
参加機関: 中部地方整備局 庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県、愛知県警察、名古屋市、名古屋駅地区街づくり協議会、
名古屋駅地区防火・防災管理協議会、名古屋鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社

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第3回検討会開催状況

●ワークショップでタイムライン策定に向けて検討
 第3回の「庄内川タイムライン検討会」は、清須市西枇杷島町にある庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)の大会議室において、開催しました。
 始めに、8月20日に広島市で起きた豪雨による大規模な土砂災害の被災者に対して黙祷をささげ、その後、開会挨拶と座長挨拶を行い、議事に進みました。

≪議事内容≫
1. 平成12年東海豪雨時の対応の「ふりかえり」報告
①愛知県防災局及び②近畿日本鉄道株式会社から平成12年東海豪雨時における対応状況について説明があり、質疑応答を行いました。
2. 名古屋地方気象台からの情報
「台風経路と降雨量の関係」について、名古屋地方気象台より台風経路と降雨量の関係について説明があり、質疑応答を行いました。
3. 参加機関によるワークショップ(意見交換)
参加機関を「防災基盤・運用・情報」「交通運輸・情報」「市民安全・情報」の3グループに分け、各グループ内で≪被害を最小化するための防災行動の抽出とタイムラインたたき台の作成≫についてディスカッションを実施。その後、各グループの発表者が出された意見を取りまとめて発表し、各発表に対する意見交換を行いました。

活動状況1
広島の土砂災害被災者に対して黙祷

活動状況2
東海豪雨時の「ふりかえり」報告をする
愛知県防災局の岡田晴道氏

活動状況3
台風経路と降雨量の関係について情報提供する
名古屋地方気象台の永井直昭氏

活動状況4
「台風と降雨量」について補足説明する
アドバイザー (株)ハレックスの市澤成介氏

活動状況5
ワークショップでの防災基盤・運用・情報グループ

活動状況6
ワークショップでの市民安全・情報グループ

活動状況7
ワークショップでの交通運輸・情報グループ