名古屋圏は、平成12年東海豪雨や平成23年台風第15号など、台風性豪雨により甚大な被害を受けています。また、名古屋圏は、企業、交通機関等が集積している他、日本有数の地下街では、地下鉄などの利用とも相まって、膨大な数の人々が往来し、大規模水害時の影響は甚大なものになると想定されます。
このため、名古屋圏において国、県、市、企業等地域内の関係機関が連携し、大規模水災害に備える、事前の防災行動計画(タイムライン)を策定するため、名古屋駅周辺の現地視察も含め、「第2回 庄内川タイムライン検討会」を開催しました。
●日時: | 平成26年7月24日(木) 10:00~ 11:45(現地視察) 13:30~ 17:30(検討会) |
●場所: | (現地視察)名古屋駅周辺 (検討会)庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内) 大会議室 |
●参加機関: |
中部地方整備局 庄内川河川事務所、名古屋地方気象台、愛知県、愛知県警察、名古屋市、名古屋駅地区街づくり協議会、 名古屋駅地区防火・防災管理協議会、名古屋鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社 |
庄内川事前防災行動計画(タイムライン)検討会設置要綱 【PDFファイルサイズ:82KB 別ウィンドウで表示されます。】
庄内川の堤防が決壊した場合の想定最大浸水深 【PDFファイルサイズ:509KB 別ウィンドウで表示されます。】
平成25年9月4日(水)集中豪雨による名古屋駅周辺における浸水状況(内水はん濫) 【PDFファイルサイズ:1004KB 別ウィンドウで表示されます。】
名古屋駅周辺での現地視察を取材する報道関係者
(NHK、東海テレビ、CBC、テレビ愛知、中京テレビ)
第2回検討会での取材状況
●現状を認識するための現場視察を実施
2回目の開催となった今回の検討会では、午前中に名古屋駅周辺等の現地視察を行いました。
名古屋駅周辺の浸水リスクについて説明する
座長の松尾一郎氏
庄内川の堤防が決壊した場合での名古屋駅周辺の
最大浸水深を説明する事務局職員
地下街サンロードの階段入口で浸水防止(防潮板の設置)
作業状況の視察
ミッドランドスクエアの階段入口で浸水防止(電動防潮板の設置)
作業状況の視察
●タイムライン策定に向けての検討会を実施
午後からは、清須市西枇杷島町にある庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)の大会議室において、「第2回 庄内川タイムライン検討会」を開催しました。
開会挨拶と座長挨拶が行われた後、新たに参加した近畿日本鉄道株式会社や異動のあった委員の自己紹介を行いました。
≪議事内容≫ | |
1. |
平成12年東海豪雨時の対応の「ふりかえり」報告 ①愛知県警察②名古屋市交通局③名古屋鉄道株式会社から、平成12年東海豪雨時における対応状況について説明があり、質疑応答を行いました。 |
2. |
参加機関によるワークショップ 参加機関を「危機管理・情報」「防災基盤・運用」「交通運輸」「市民安全」の4グループに分け、≪それぞれの立場で市民や利用者の命を守るために取るべき防災行動は何か≫についてディスカッションを実施し、その後、各グループの代表者が出された意見を取りまとめて発表し、各発表に対する意見交換を行いました。 |
検討会の状況
事務局長として開会挨拶をする髙橋庄内川河川事務所長
議事進行役を務める座長の松尾一郎氏
挨拶をするアドバイザーの日本放送協会の解説主幹・山崎登氏
挨拶をする名古屋駅地区街づくり協議会
事務局長の藤井修氏
「ふりかえり」報告をする愛知県警察内田和宏氏
ワークショップの実施状況
ワークショップの取りまとめ発表状況