身近な川と親しみ自然環境を学ぶ【西味鋺小学校の総合学習を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが川に入って生物をとったり、楽しく川を体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり、直接触れることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感してもらう機会として、小学校の「総合学習」を支援しています。
 6月11日(水)には、「矢田川子どもの水辺」で、タモ網での水生生物捕獲と水質調査をサポートし、西味鋺小学校3年生53名の総合学習を支援しました。

●開催場所: 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
●支援協力: 庄内川川ナビ歩こう会 佐藤輝彦氏

活動状況01















流れもゆるやかな浅瀬に入りタモ網を使っての
水生生物捕獲に元気いっぱいの子どもたち

≪水生生物の捕獲と観察にワクワク!≫
 引率の先生とPTAのみなさんに見守られて、西味鋺小学校の3年生が歩いて「矢田川子どもの水辺」に到着。タモ網を使って、水生生物とりにチャレンジしました。捕まえた水生生物は水槽に入れて、佐藤さんの説明を聞きながら観察。透視計を使って水道水と川の水の透明度を比較する、水質観察も行いました。
 引率の先生からは、「川に挟まれた学区なので、身近な川のことを知ることは大切なこと。みなさんの協力のおかげで、良い体験をさせてもらっています。」との言葉が寄せられました。また、サポート役として参加したPTAの方からは、「ふだん、子どもたちを川で遊ばせることはできないので、こんな安全な環境の中で川を体験させてもらえるのはありがたいですね。」「最近、川の事故が多いので心配で見に来ましたが、安全な体制を作ってもらっていて、安心しました。」との感想を聞くことができました。

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挨拶する庄内川河川事務所の海野地域連携課長

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佐藤さんから、タモ網の使い方を教わりました

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矢田川に棲んでいるオイカワやフナ

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ナマズの赤ちゃんもいました

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小さなミシシッピアカミミガメは可愛いけど
実はとても大きくなってしまいます

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水道水と川の水を比較する水質調査の仕方を説明してもらいました

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「川を汚さないようにして水生生物を守ろう」と呼びかける佐藤さん

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最後に川遊びでの注意点を教わりました

●平成26年6月11日(水) くもり 気温27℃
水温23℃  水質調査 pH8.0(パックテスト)  COD (mg/L) 18.0 (パックテスト)

●捕れた生物(16種類)
フナ、オイカワ、タモロコ、ハゼ、カマツカ、ドジョウ、ナマズ、ヌマエビ、テナガエビ、スジエビ、ヤゴ(はぐろとんぼ)、ヤゴ、
アメンボ、ウシガエル(オタマジャクシ)、ミシシッピアカミミガメ、ヒル