「平成25年度 庄内川アダプト会議」を開催しました ~平成25年度の活動を報告~

 国土交通省庄内川河川事務所では、より良い河川環境を実現し、誇りを持てる庄内川を形成していくために、庄内川沿川地域のみなさんや企業の河川環境改善に向けた自主的な活動をサポートする「庄内川アダプト」に取り組んでいます。
 庄内川アダプトの開始は平成15年で、当初は5団体(組織人員は340人)の参画でしたが、11年が経過した現在では32団体(組織人員は1471人)と増加しています。毎年、年度末には庄内川河川事務所と参画団体との意見交換の場として庄内川アダプト会議を行っています。今年も3月12日(水)に、清須市のみずとぴぁ庄内(庄内川水防センター)において平成25年度庄内川アダプト会議を開催しました。
 会議では、最初に髙橋事務所長の挨拶があり、引き続き新規参画団体「NPO法人明るい未来のある地域づくりを進める会」の紹介と、会議に出席した各団体の自己紹介が行われました。
 事務局からは平成25年度の活動報告を行いました。庄内川アダプトでは、清掃や巡視、除草、環境学習、植生管理などの活動が行われていますが、今年度は約350回もの活動がありました。

活動状況

 活動団体からは諸活動のPRとして「清須・あま・大治かわまちづくり協議会」から河川清掃や植生管理、除草した草を用いた肥料づくり等の報告がありました。「庄内川災害対策協力会」からは、庄内川に生息する外来種駆除を「春のクリーン大作戦(5月17日実施予定)」の際に実施することが紹介されました。
 最後に今回は、滋賀大学から「アダプト活動の研究」、筑波大学大学院から「市民団体のもつ可能性に関する研究」のためのアンケート協力依頼があり、大学においてもアダプト活動に対する注目度が高くなっていることが伺えました。

≪開催概要≫
●日  時 平成26年3月12日(水) 14:00~16:00
●開催場所 みずとぴぁ庄内(庄内川水防センター) 多目的会議室
●出席団体 王子製紙株式会社春日井工場、名古屋北リトルリーグ野球協会、名古屋北リトルシニア野球協会、庄内川ボート協議会、
土岐川・庄内川流域ネットワーク、新晃コンサルタント株式会社、名古屋市立川中小学校、(社)庄内川災害対策協力会、
みどりのまちづくりグループ、清須・あま・大治かわまちづくり協議会、庄内川・川ナビ歩こう会、株式会社DNP中部、
かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議、東芝プラントシステム株式会社中部支社(計14団体)

活動状況1
事務局代表として挨拶する庄内川河川事務所の髙橋事務所長

活動状況2
自己紹介する「清須・あま・大治かわまちづくり協議会」の松坂会長

活動状況3
「清須・あま・大治かわまちづくり協議会」の
活動報告をする松坂会長

活動状況4
庄内川の希少種カワラナデシコの植生回復活動の紹介

活動状況5
活動報告に聞き入る出席者のみなさん

活動状況6
外来種駆除の取り組みを紹介する
(社)庄内川災害対策協力会事務局の矢島さん

活動状況7
事務局に対して要望を述べる
「みどりのまちづくりグループ」の高橋さん

活動状況8
アダプト参画団体にアンケート協力を
依頼する滋賀県立大学の小松さん