1月28日(火)、庄内川の河川敷において、当知小学校(名古屋市港区)の卒業証書用紙の原料となるヨシの刈り取り作業が行われました。当知小学校では、昨年2月に当知学区連絡協議会のみなさんが刈り取った庄内川に生育するヨシを原料として、今年3月に卒業する6年生の卒業証書を作成しました。
この当知地区ならではの取り組みを、当知小学校の新しい伝統として継承するため、今年は小学生もヨシの刈り取りに参加することになりました。
作業に先駆け、午前9時からは体育館においてヨシについての学習が行われました。体育館には、5年生と6年生の計185名が集まり、イネ科の植物「ヨシ」や地球環境にやさしい「ヨシ紙」について学びました。10時からは5年生のみが河川敷に移動し、来年3月に受け取る自分たちの卒業証書の原料となる、ヨシの刈り取り作業を地域のみなさんと一緒に行いました。
庄内川への関心や愛着を深めて貰うことを目的とした当知学区連絡協議会の取り組みを庄内川河川事務所が支援しました。
●日 時 | 平成26年1月28日(火) 9:00~12:10 |
●開催場所 | 当知小学校体育館、庄内川河川敷 |
●協力団体 |
当知学区連絡協議会 中部大学 株式会社DNP中部 株式会社DNPロジスティクス 大日本商事株式会社 山田兄弟製紙株式会社 国土交通省中部地方整備局 庄内川河川事務所 |
ヨシ紙卒業証書作りに尽力している
当知学区連絡協議会の犬飼委員長が挨拶
出井校長先生から「ヨシの卒業証書がもらえるのは当校だけ。
地域のみなさんに感謝しましょう。」とお話がありました
体育館で株式会社DNP中部の八橋さんから、
「ヨシ紙」卒業証書について説明を受ける児童と協力団体のみなさん
協力団体のみなさんに児童から、お礼の言葉が述べられました
体育館で講義を受けた後、元気に学校を
出発して河川敷に向かいました
地域のみなさんと中部大学の学生さんが、
児童の列を安全に誘導しました
児童が到着する前にヨシ原を一部刈り取り、
児童が安全に作業できるよう整えました
河川敷に到着した5年生の児童を、
多くの協力団体のみなさんが出迎えました
山田兄弟製紙株式会社の山田社長に
ヨシとオギの違いを教えてもらいました
河川敷に駆けつけて挨拶する宮村港区長
グループごとに地域のみなさんと中部大学生が
付いて、安全に作業を進めました
刈り取った中からヨシだけを選び出して束にしました
刈り取って束にしたヨシを持って、参加者全員での記念撮影