○災害対策用設備の操作を小学生が体験
国土交通省では万一の災害に備え、照明車、衛星通信車、衛星小型伝送装置(Ku-SAT)などの災害対策用設備機器を保有しています。
今年は例年より早く梅雨入りしましたが、出水期を前にした5月31日(金)、災害への関心をより高めてもらうため、名古屋市北区川中小学校の児童(3,4年生、80名)に災害対策用設備を実際に見て触れていただく操作体験を行いました。
矢田川・庄内川がすぐ近くを流れるこの地域では日頃から防災意識が高く、川中小学校でも総合的な学習の時間に地域防災について学習を進めています。今回はその一環として、校庭に並んだ災害対策用設備の役割やしくみを庄内川河川事務所職員から教えてもらい、児童たちが操作体験をしました。
少人数の班に分かれてスタッフから説明を聞くと「照明車は何時間ぐらい照らすことができるの?」「動力は何?」など活発に質問がでていました。体験操作の希望を募ると児童たちの手がいっせいに上がっていました。担任の先生からも「児童たちは高い関心をもち、めったにできない体験ができてよかった。これからも毎年実施してほしい」と好評でした。
校庭に並んだ災害対策車と児童たち
衛星小型伝送装置(Ku-SAT)の役割を解説してもらいます
災害現場を撮影し、衛星通信車と電話で連絡しながら、画像を送ります
衛星通信車では衛星小型伝送装置(Ku-SAT)からの画像を受信します
衛星通信車の中は受信送信の機器がぎっしり
災害現場を照らす照明車の説明を聞きます
アームを伸ばしたり角度を変えた