従来の排水ポンプ車より使い勝手が向上
排水ポンプ車は出水時などに災害応急対策を支援するためにいろいろな被災現場で活躍しています。今回、庄内川河川事務所で保有している災害対策車輌5台(排水ポンプ車3台、照明車2台)のうち、土岐市の土岐防災センターに配備されている排水ポンプ車1台が新しくなりました。今回の更新では、平成11年度に購入した旧型排水ポンプ車が経年による車両の老朽化及びポンプ設備等の交換部品の調達が難しくなったことから全設備を刷新しました。
新しい排水ポンプ車の総排水量は(毎分30トン)変わっていませんが、仕様が水力タービン方式から水中モーター方式に変わりました。水力タービン方式は取水ホースと送水ホースを装着するとともに、排水ホースの設置が必要でしたが水中モーター方式ではこれらホースの敷設が簡素化さ
れ、ホースの設置数量も減ることから使い勝手が向上するとともにトラックの形状もすっきりしたものとなりしました。(下図参照)
旧型排水ポンプ車の運転状況 平成24年7月 土岐川リバーピアにて |
新型排水ポンプ車 |
旧型排水ポンプ車の災害時運用図 | 新型排水ポンプ車の災害時運用図 |