液状化等の対策「耐震補強工事」を進めています。


  庄内川では、大地震による液状化等の対策として、堤防の耐震補強工事を行っています。平成 24年11月現在で耐震補強工事は7件が施工中であり、川裏側では主に砂圧入式静的締固め工法による施工を、川表側では主に静的締固め砂杭工法にて施工を行っています。


工事の施工箇所

砂圧入式静的締固め 工法

  流動化剤とともに混練されポンプ圧送可能となった砂(流動化砂)をポンプ圧送することで、超小型施工機やボーリングマシンタイプで締固めを行う工法。
  狭隘地や既設構造物直下など、これまで適用困難であったさまざまな条件下での地盤の締固めが可能。


静的締固め砂杭工法

  強制昇降装置による回転圧入で、ケーシングパイプの貫入・引き抜きを行ない杭体を拡径し締固めを行なう工法。
  無振動・低騒音工法であり、周辺環境へ与える影響が少ないため、既設構造物に近接した施工が可能。従来工法と同等の改良効果が得られる。


静的締固め砂杭工法の施工機械

砂圧入式静的締固め工法の施工機械

  現在施工中の耐震補強工事は、平成24年度末の完成を目指して現在鋭意施工中です。今後とも 河川工事へのご理解とご協力をお願いします。