美しい自然に囲まれたダムを見学するツアーを開催しました。


【森と湖に親しむ旬間(7月21日~31日)の取り組み】

  岐阜県東・中濃に位置する4つのダム(丸山ダム・阿木川ダム・矢作ダム・小里川ダム)では、ダムの担っている役割や重要性への理解を深めてもらい、水源地域の保全や上・下流にわたる連携の動きが広がることを目的に、4ダム合同で7月26日(木)にダムツアーを実施しました。3つの巡回コースを設定し、合計で49名が参加しました。
  このうち、小里川ダムを出発するコースでは、公募により集まった親子や中学生、お年寄りなど多彩なメンバー20名が、小里川ダム(岐阜県恵那市・瑞浪市)、阿木川ダム(岐阜県恵那市)、丸山ダム(岐阜県八百津町・御嵩町)の3箇所をバスで巡りました。
  参加者らは、ダムの天端を歩きながら森と湖の景色を楽しんだほか、担当する職員の案内により、ダムの担っている役割や重要性を学ぶ体験をしました。参加者からは「ダムはスケールが大きく、実物は迫力があった」「それぞれのダムの造られた時代によって構造の違いがあることがわかった」「ダムの内部は冒険的で魅力的なところ」「普段は入れないダムの内部まで入れ、感動した」「ほかの参加者と語らうことができ、楽しい時間を過ごせた」等の感想が寄せられました。



小里川ダム

阿木川ダム

丸山ダム
 

【特徴の違う3つのダム】

  小里川ダムは重力式コンクリートダムで、洪水調節を行い、河川環境の保全のための流量の確保や発電を行うことを目的としています。
  阿木川ダムは岩石を積み上げたロックフィルダムで、洪水調節、河川環境の保全並びに新規利水の供給(上水道用水・工業用水)を目的とし、最近では空芯菜を利用した水質浄化と地域活性化も話題となっています。
  丸山ダムは、洪水調節と発電を目的とした重力式コンクリートダムです。洪水調節の機能を向上させ、取水の安定化を図るため、現在よりやや下流側に移動して約24.3メートル高くする国内最大級の嵩上げ事業が現在進められています。

○ 最初に訪れた小里川ダム(庄内川水系)

  ひんやりとした堤体内部の監査廊を通り、ゲート室内に入って説明を聞き、展望テラスから雄大なダムを見上げ、ダムの水を流す低水放流設備の様子を見、力強く生き生きとしたダムの様子を知ることができ、普段はできない体験をしていただきました。


展望テラスから提体を見上げる

ゲート室内を見学

○ 2番目に訪れた阿木川ダム(木曽川水系)


美しいロックフィルの姿を見下ろす

堤体内を歩いて説明を聞く

○ 3番目に訪れた丸山ダム(木曽川水系)


展望台で説明を聞く

ダム天端からダム湖を見下ろす