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新丸山ダム建設に伴う道路工事における環境保全措置について

1.はじめに

新丸山ダム建設事業地は、飛騨木曽川国定公園の緑豊かな山間をぬうエメラルドグリーンが美しい山間部です。新丸山ダム工事事務所では、付け替え道路や工事用道路の工事にあたり、動植物の生息調査を実施し保全措置を実施しています。
<事業実施区域>
事業実施区域
  飛騨木曽川国定公園位置図


2.環境保全措置の実施状況

環境保全措置の実施状況図

事例1
エコロードの設置
付け替え道路の施工により動物の生息地が分断されるとともに、動物の移動において危険が伴う事になるため、既設の横断側溝を利用し小動物が安全に通行できるようエコロードを設置した。また、水路の施工に伴い水路に落ちた小動物や昆虫が、はい出せるようなスロープを側溝に設置した。
横断側溝を利用したエコロード
横断側溝を利用したエコロード
側溝にスロープを設置
側溝にスロープを設置
事例2
在来種による法面緑化
切り土法面の浸食対策である種子吹き付け工において、外来植物の種子を吹き付けると周辺の在来植生が外来植生に変移し、動物や昆虫の生息環境に影響を及ぼすため、主として在来種子による吹き付けを行い、周辺環境への影響を減らす。
施工1年後の植生状況
施工1年後の植生状況
事例3
盛土法面の浸食対策として、工事箇所の地山の表土(在来種の種子が混在している)を張り付ける事により在来植生に戻す。
表土を法面に貼り付ける
表土を法面に貼り付ける
施工6ヶ月後の植生状況
施工6ヶ月後の植生状況
事例4
工事区域内の希少植物の移植
工事により希少植物が消失しないよう、工事前に植物の生息調査を行い、工事影響外に移植し保全した。
植物調査状況
植物調査状況
植物移植状況
植物移植状況

国土交通省 中部地方整備局 新丸山ダム工事事務所
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