実験概要

近年、カーシェア利用者数が急増(H23:約7万人⇒H27:約85万人)。また、レール&カーシェアも普及。

高速バスとカーシェアリングとを連携させることで、高速バス利用者の行動圏の拡大による観光振興や地域活性化を促進。
行動範囲の拡大効果、利便性向上効果、高速バス&カーシェア導入時の課題などを検証
社会実験の検証項目と分析内容(案)
検証項目 分析内容
①行動範囲の拡大効果 ○高速バス利用者数の変化
○高速バス&カーシェアの利用特性
○高速バス&カーシェア利用実態
②利便性向上の効果 ○利用者の観光行動
○観光地・施設へのヒアリング内容
③導入課題 ○利用者満足度とニーズの分析
○カーシェア事業者の採算性等(稼働率)
高速バス&カーシェアリング利用者に対し、アンケート調査実施を想定
実験参加者からの提供データ(カーシェアリング事業者予約管理データ、カーシェアリング自社プローブデータ、バス事業者運行管理データ等)やETC2.0データ等のビッグデータを用いて効果検証を実施。
実験内容
1. 実験期間:平成28年11月15日 ~ 平成29年10月31日(予定)
2. 実施箇所:浜松インター駐車場 (静岡県 浜松市 東区)
3. 実施主体:高速バス&カーシェアリング社会実験WG
4. 主な検証項目
① 行動範囲の拡大効果(立ち寄り施設、滞在時間 等)
② 利便性向上効果(利用者の行動変化 等)
③ 高速バス& カーシェアリング導入の課題(利用者満足度 等)
参加企業

参加企業:2社(平成28年11月末)
 ・タイムズ24株式会社
 ・遠州鉄道株式会社

ワーキンググループ
本社会実験では、現地での実験の運用効果検証などを行うため、国土交通省、地元地方公共団体、学識者からなる「高速バス&カ-シェアリング社会実験ワーキンググループ」を設置。
ETC2.0プローブ情報等のビッグデータを活用して地域活性化等に資する新たな道路政策の検討・確認を実施している「地域道路経済戦略研究会中部地方研究会」の有識者にアドバイスをもらいながら実施。
本ワーキンググループでは、実験参加者の協力(オブザーバーとして参加)のもと、高速バスとカーシェアリングとの連携に関する効果検証を実施。