本文へ

ここから本文2.豊かな自然環境の保全

1.アカウミガメにやさしい道づくり(国道1号)

静岡県新居町から愛知県豊橋市までの延長約5.9kmの国道1号潮見バイパスを整備するにあたり、隣接する遠州灘でのアカウミガメの産卵・ふ化への影響を少なくするために、道路照明や自動車のヘッドライトの遮光方法などに配慮しました。

ウミガメへの影響が少ない道路照明の設置
遠州灘にはアカウミガメが産卵に訪れます
ウミガメへの影響が少ない道路照明の設置
遠州灘にはアカウミガメが産卵に訪れます

バイパスの整備状況

2.貴重植物の移植による保全(東海環状自動車道)

東海環状自動車道の整備にあたり、事業用地内に生育していたカタクリやシデコブシなどの貴重植物について、住民ボランティアとの協働で、関市・富加町内の公園に移植しました。移植後の生育状況は順調で、開花が確認できました。

住民との協働による移植作業カタクリの開花シデコブシの開花
住民との協働による移植作業
カタクリの開花
シデコブシの開花

3.動物たちの移動経路の確保(中部縦貫自動車道)

中部縦貫自動車道の安房峠道路では、事業の一環として整備した駐車場によって動物たちの移動経路が分断されないように、大小2つの移動通路(ボックスカルバート)を設けました。
設置後の観測の結果、ツキノワグマやキツネ、アカネズミなどが利用していることが確認できました。

大型(左)および小型(右)の移動経路
大型(左)および小型(右)の移動経路

ツキノワグマの移動状況 キツネの移動状況
ツキノワグマの移動状況
 
キツネの移動状況

4.ビオトープの創出(中部縦貫自動車道)

中部縦貫自動車道の高山西ICでは、インターチェンジ内の用地を利用して多様な生物が生息できる空間(ビオトープ)をつくりました。ビオトープの整備にあたっては、工事区間内で発生した表土や根株を有効利用し、自然の回復力による森の再生を試みています。

ビオトープの整備前⇒再生状況⇒将来の姿
整備直後の様子(2004 年11月) 整備後の再生状況(2005年8月)予想される将来の姿

 


↑ページのトップへ戻る