事業概要
南二日町交差点は、東京都と大阪府を結ぶ重要な幹線道路である国道1号と伊豆地域の幹線道路である国道136号との交差点であり、伊豆地域への観光交通と沼津・三島市の地域内の交通が集中することにより、慢性的な渋滞が発生しています。 このため交通渋滞の緩和を図ることを目的として、国道1号沼津方面から国道136号下田方面へ右折滞留長の延伸、右折レーンの2車線化を行いました。 また施行前の国道1号と136号の立体交差点は、凹型の縦断勾配のため路面排水が自然流下できずたびたび冠水していましたが、今回の改良により解消し、冠水通行止めがなくなりました。
南二日町交差点は平成26年3月21日に完成しました。
整備効果
道路の冠水対策
冠水対策として実施した盤上げにより、大雨時の道路冠水が解消しました。
交通事故の削減
南二日町交差点整備後の死傷事故件数は、整備前に比べ約6割削減。追突事故は整備前に比べ約7割削減しました。
- 死傷事故発生状況
- 死傷事故件数の削減
慢性的な渋滞の解消
右折滞留長の延伸、右折車線数増加後は、混雑する右折車線への車線変更が解消し、最大渋滞長が9割減少しました。
- 右折滞留長の延伸、右折車線数の増加による安全確保
- 右折滞留長の延伸及び右折車線数増加による渋滞長の変化
路線バスの運行サービスの向上
南二日町交差点の整備により、国道1号と交差する国道136号、三島裾野線の青時間を17％増加することが可能になりました。
また、南二日町交差点において、国道1号を横断する西伊豆特急バスは、交差点改良後に約20分の遅延が解消しました。
