国道414号 天城峠道路

事業概要

天城峠道路(月ケ瀬~茅野)は伊豆縦貫自動車道の一部を構成し、月ケ瀬ICを起点とし、茅野IC(仮称)に至る延長5.7kmの自動車専用道路です。
災害時にも機能する信頼性の高いネットワークの確保をはじめ、伊豆半島の高速ネットワークサービスを提供し、伊豆地域の救急医療活動や観光振興を支援する天城峠道路の整備を推進します。

国道414号 天城峠道路
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整備効果

災害時にも機能する信頼性の高い道路ネットワークの確保

南海トラフ巨大地震等の発生後、伊豆地域の沿岸部では、津波による浸水が想定されています。
天城峠道路(月ケ瀬~茅野)の整備により、災害発生時に代替性が確保され、新東名、東名高速道路からの救命・救援ルートとして、伊豆半島の支援に寄与することが期待されます。

南海トラフ巨大地震発生時の被害想定

救急医療施設等への速達性・確実性の向上

伊豆地域南部には、第三次救急医療施設(順天堂大学静岡病院)へ1時間以内に到達できない市町が多く存在しています。
天城峠道路(月ケ瀬~茅野)を含めた伊豆縦貫自動車道の整備により、第三次救急医療施設への救急輸送1時間到達圏域が拡大し、下田市からの所要時間は約26分短縮されます。

第三次救急医療施設への到着時間

高速ネットワークの確保による観光振興の支援

伊豆地域北部は、東駿河湾環状道路等の開通後、観光交流客数が約1.2倍に増加し、コロナ禍の影響はありましたが、現在は回復傾向です。
天城峠道路(月ケ瀬~茅野)の整備により、線形不良区間の回避及び時間短縮が図られ、伊豆地域南部の観光交流の増加が期待されます。

高速ネットワークの確保による観光振興の支援

状況写真

月ケ瀬IC付近

月ケ瀬IC付近の状況写真