侵食対策
富士海岸は、富士川河口から東へ向かう沿岸漂砂(えんがんひょうさ)が卓越する海岸です。富士川からの流出土砂の減少や田子の浦港の建設による漂砂の遮断によって、昭和35年(1960年)頃から各地区で侵食が進むようになりました。
当事務所では、昭和49年(1974年)の「富士海岸保全対策検討会」で提案された離岸堤工法をもとに、「離岸堤」、「消波堤」を設置しています。また、砂利や小石などを海岸に敷き詰めて前浜断面積を大きくすることで自然の形で海岸を保つ「養浜(ようひん)」を実施しています。