櫛田川(くしだがわ)ってどんな川?

櫛田川

櫛田川

櫛田川くしだがわは、三重県の松阪牛で有名な松阪市まつさかしに流れる川です。
櫛田川くしだがわは、松阪市まつさかし飯高いいだか町の高見山たかみやまみなもとがあり長さ87km流域面積りゅういきめんせき436km2の川です。
蓮川はちすがわ佐奈川さながわ祓川はらいがわなどが合わさって1つの市、2つの町を通って海へ流れます。
櫛田川流域くしだがわりゅういきは、そのほとんどが農業用水として利用されています。中・上流じょうりゅうは林業がさかんですが、お茶(飯南茶)の生産もおこなわれています。下流域かりゅういきでは松阪市まつさかしの発展を支える川として活躍かつやくしています。

松阪牛

過去(かこ)の主な災害

昭和34年
伊勢湾台風いせわんたいふうによる洪水こうずい

櫛田川流域くしだがわりゅういきにおいては、死者ししゃ行方不明者ゆくえふめいしゃ16人、負傷者ふしょうしゃ248人、被災家屋ひさいかおく3,814戸の被害ひがいが発生しました。

平成6年台風たいふう26号による洪水こうずい
伊勢湾台風

下流部かりゅうぶにおいて漏水ろうすいが発生するなど堤防ていぼうが危険な状態になりました。さいわいにして破堤はていなどによる大きな被害ひがいはまぬがれましたが、観測史上第2位の流量りゅうりょうを記録しました。

櫛田川の施設(しせつ)

櫛田川くしだがわには、洪水調節機能こうずいちょうせつきのうをもつ施設しせつがあります。

櫛田川可動堰くしだがわかどうぜき

台風10号による洪水

下流部かりゅうぶ水田すいでんをうるおす取水しゅすい洪水調節こうずいちょうせつを行います。

はちすダム

台風10号による洪水

大雨が降ると一度に大量の水が下流かりゅうに流れないようにダムに水をため洪水こうずいをおさえます。