若手職員、道づくりを学ぶ。職員・関係業者インタビューコラム

「国道155号 豊田南バイパス」インタビューコラム

豊田南バイパスの開通に向けて、事業の必要性や整備過程などを若手職員目線で事務所の先輩にインタビューします。

インタビュアー 若手職員H

インタビュアー若手職員H

入省3年目。現在は名四国道事務所で用地業務を担当し、道路整備に必要な土地の取得や補償に関する業務に携わっています。道路が地域の暮らしを支える重要な社会基盤であることを、分かりやすくお伝えできるよう心掛けています!

趣味は旅行✈️と運動🏃️です。休日は体を動かしてリフレッシュしたり、出かけて新しい場所や景色に触れたりして過ごしています!

インタビュアー若手職員H趣味インタビュアー若手職員H趣味

インタビューインデックス

名四国道事務所 職員インタビューシリーズ

Vol .1
道路調査編

道路づくりは調査から?

~計画課 紺谷主任に聞く、交通量調査の現場~

名四国道事務所に携わる職員・コンサルタント・施工業者の仕事に迫るインタビューシリーズ。
記念すべき第1回は、計画課で道路計画の基礎となる「調査業務」を担当する紺谷主任にお話を伺いました。
普段あまり知られることのない、道路づくりの“はじまりの一歩”に迫ります。

名四国道事務所 計画課 主任/紺谷 知浩
名四国道事務所 計画課 主任/紺谷 知浩

本日はよろしくお願いします。
まずは、簡単に略歴を教えてください。

よろしくお願いします。

私は令和7年度に、田原市役所から名四国道事務所へ出向で参りました。
田原市では、主に道路・河川等の工事発注及び維持管理に関する業務を従事しており、道路の調査分野に携わるのは今回が初めてです。
これまでとは異なる分野ではありますが、日々新鮮な気持ちで業務に取り組んでいます。

インタビューの様子

新しい分野なのですね。
現在、担当されている業務について教えてください。

私は計画課で、主に道路に関する調査業務を担当しています。
道路というと、工事をしている現場のイメージが強いかもしれませんが、実は工事が始まるずっと前の段階から、私たちの仕事は始まっています。

工事の前、ということですね。
具体的にはどのような調査を行うのでしょうか。

代表的なものが「交通量調査」です。
その道路を一日にどれくらいの車が通っているのか、時間帯によってどう変化するのか、大型車の割合はどの程度か――こうしたデータを細かく調べていきます。

最近は観測機器やカメラ、AIを使った自動計測なども活用していますが、現地に出て実際の交通状況を自分の目で確認することも大切にしています。

調査は、おひとりで進めるものなのでしょうか。

いえ、調査といってもいろいろな方と調整をしながら進めています。
関係する行政機関や、地域の声を聞きながら、道路に関する困ったことを解決するために、調査・検討を行っています。

多くの方々と連携しながら進めていく点も、この仕事の特徴だと思います。

調べたデータは、どのように使われるのですか。

交通量のデータは、道路づくりの“設計のもと”になります。
たとえば「どのくらいの幅の道路が必要か」「車線はいくつ必要か」「渋滞を解消するにはどこを改良すべきか」といった判断は、すべて調査データが土台になっています。

いわば、道路の“健康診断”のようなものですね。
現状を正しく把握しなければ、本当に必要な道路づくりはできません。

道路の渋滞って?

まさに「道路づくりは調査から」ということですね。

その通りです。調査は地味に見えるかもしれませんが、ここでの精度が、その後の計画・設計・工事すべてに影響します。
土台がしっかりしていなければ、良い道路はつくれません。

逆に言えば、私たちの調査が、将来何十年も使われる道路の品質を左右するわけです。
そう考えると、とても責任のある、やりがいのある仕事だと感じています。

インタビューの様子

調査は、道路が完成した後にも行うのでしょうか。

はい、完成後の調査もとても重要です。
たとえば、今年度開通する豊田南バイパスに関しましても、整備前と整備後でどれだけ交通の変化がみられるか、といった点をしっかりと調査していきます。

道路は完成して終わりではなく、その後の効果を検証することも、私たちの大切な役割です。

仕事の中で、特に印象に残っていることはありますか。

やはり、自分が関わった調査データをもとに計画された道路が、実際にかたちになっていくのを見たときは感慨深いですね。
渋滞が緩和されたり、地域の方々が安全に通行できるようになったりすると、「この仕事をやっていてよかった」と実感します。

国道23号 名豊道路 供用間近の状況(R7.1.10撮影)
国道23号 名豊道路 供用間近の状況(R7.1.10撮影)
国道23号 名豊道路 開通式典(R7.3.8撮影)
国道23号 名豊道路 開通式典(R7.3.8撮影)

最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

普段何気なく使っている道路の裏側には、こうした地道な調査の積み重ねがあります。
道路を通るとき、少しでもそんな背景を思い浮かべていただけたら嬉しいです。

本日はありがとうございました。

取材を終えて

道路は「つくって終わり」ではなく、「調べることから始まる」――。
紺谷主任のお話からは、普段見えない調査業務が、安全で快適な道路を支えているという事実が伝わってきました。

次回は、道路づくりの土台となる「地質・設計」の仕事に迫ります。

インタビューインデックスへ

UP