大気常時観測情報

説明

観測値とは

 本ページでは、大気常時観測局における前日分の1時間値の日平均を観測値と称しています。 観測値は、1時間値データが20時間以上得られた場合に表示し、得られなかった場合は無効とし、「***」表示しております。

欠測について

 なんらかの理由(観測機器の故障、通信の不具合等)でデータ採取ができなかった場合には、「***」表示または非表示(グラフ)としております。

窒素酸化物(NOx)とは

 窒素酸化物は、ものの燃焼や化学反応によって生じる窒素と酸素の化合物で、主として一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)の形で大気中に存在します。 光化学スモッグの原因物質の一つであり、発生源は、工場・事業場、自動車、家庭等多種多様です。 この発生源からは、大部分が一酸化窒素として排出されますが、大気中で酸化されて二酸化窒素になります。 また、二酸化窒素は、高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、酸性雨及び光化学オキシダントの原因物質になると言われています。

浮遊粒子状物質(SPM)とは

浮遊粉じんのうち、10μm以下の粒子状物質のことをいい、ボイラーや自動車の排出ガス等から発生するもので、大気中に長時間滞留し、高濃度で肺や気管などに沈着して呼吸器に影響を及ぼすと言われています。

表示単位

単 位
説  明
ppm 容量比や重量比を表す単位で、1ppmとは、空気1m3中に物質が1cm3含まれる場合をいいます。 ppmは、「part per million」の略称で100万分の1のことをいいます。
mg/m3 重量濃度を表す単位で、1mg/m3とは、空気1m3中に物質が1mg含まれる場合をいいます。

環境基準について

物 質
説  明 備  考
二酸化窒素
(NO2)
1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。 (53.7.11環境庁告示)
浮遊粒子状
物質(SPM)
1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ1時間値が0.20mg/m3以下であること。 (48.5.8環境庁告示)

濃度表示について

環境基準などを参考にして観測濃度を、次の表のとおり色別にランク表示しています。