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流木等処理をテーマに、地域との交流と連携を通じた活性化に繋がる「地域完結型リサイクルシステム」構築を目指して
独立行政法人 水資源機構 長良川河口堰管理所
長良川河口堰管理所は、堰に漂着する流木や刈草などの一般廃棄物を「地域資源」と捉え、堆肥化し地域内での循環利用を図るため、「地域完結型リサイクルシステム」の可能性を旧長島町やNPO、農業団体などと協働で、3年間に渡り求めてきたところ。現在では、トマト園芸組合などでその堆肥の効用も確認され、用途の拡大も期待されている。
リサイクル技術を受けて、地元では現在「NPO法人木曽三川環境保全機構」を組織化し、地域主体のリサイクル事業に取り組んでいる。
この機構では、河川美化、河川防災、環境啓発活動も行っており、河口堰を題材に地域が連携して社会貢献できる仕組み作りに取り組んでいる。
地域イベントで堆肥を配布 |
堰に漂着する流木や刈草など |
「地域資源」の 流木や刈草などを堆肥化し 地域内での循環利用を図る |
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活動の様子
活動の経緯
- 平成14年10月
関係法令、地域内処理状況、地域施策、地域特性、周辺地域内リサイクル資材需要先等のリサイクル基本調査実施。
- 平成15年8月
流木や刈草を原料とした堆肥化製造(炭化含む)試験を実施。
- 平成16年5月
地域イベント「輪中の郷フェスタ2004」に出展し、堆肥配布。
- 平成16年7月
「2004河川環境メッセin岐阜」に出展し、リサイクル広報・堆肥配布。
- 平成16年10月
地域イベント「水郷フェスタ2004」に出展し、堆肥配布。
- 平成17年1月
NHKテレビ(津放送局)「おはよう東海」で、「長良川の流木リサイクル」と題して放映され、大きな反響あり。
- 平成17年3月
出来た堆肥により、農園等において堆肥施用効果検証を実施。
- 平成17年5月
地域イベント「ピクニックパーティ2005」に出展し、堆肥配布。
- 平成17年5月
NPO法人木曽三川環境保全機構設立。
- 平成17年8月
NPO法人木曽三川環境保全機構認証。
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