建設ICT現場見学会(長野県飯田市)情報

6月2日(火)「建設ICT現場見学会」を開催しました
建設ICT導入普及研究会では、受発注者及び開発業者等の関係者が一体となり、技術普及・現場支援・技術研究を行っております。
平成27年6月2日に技術普及の活動の一環として、「建設ICT技術はどんなものか?」を理解していただくため、「建設ICT現場見学会」を開催しました。
【開催概要】
1.開催日時 平成27年6月2日(火)13:00~15:45
2.開催場所 長野県飯田市上久竪
3.工事名 平成26年度三遠南信飯田東IC建設工事(発注者:飯田国道事務所、受注者:(株)ヤマウラ)
4.見学技術 ○出来形管理用トータルステーション 等
○TS・GNSS締固め管理、MGブルドーザ
○座学(基本設計データ作成)
建設ICT現場見学会のご案内

開催状況
今年度最初となった今回の見学会は、参加者、スタッフあわせて約60名の方にご参加いただきました。
長野県飯田市において、国道474号三遠南信自動車道の建設現場をお借りしての見学会となりました。
飯田市役所職員の方々を初め、今回も多くの発注者の方に参加いただきました。
全体説明
はじめに、太啓建設(株)の青木チームリーダから挨拶、飯田国道事務所高橋建設監督官から事業概要の説明を行いました。
その後、施工者の(株)ヤマウラさんの須山様から、工事概要と、現場で導入した建設ICT技術について紹介していただきました。

技術体験
基本設計データ作成
座学として、TSによる出来形管理技術等で必要となる、基本設計データの作成について説明していただきました。
実際に、工事発注図から路線線形や縦断計画を3D CADに取り込みながら、3Dの図を作成する手順について説明がありました。
また、作成した設計データをグーグルアースへ連携させる機能も紹介していただきました。

【技術協力】
福井コンピュータ(株)

MGブルドーザ、TS・GNSS締固め管理
ブルドーザによる敷き均しや、振動ローラによる締固めのデモ運転を行いながら、モニターにどのような情報が映し出されるのかを確認しました。
GNSSアンテナの取り付けも、従来は溶接だったのが、マグネットで取り付けが可能になったそうです。

【技術協力】
(株)シーティーエス

出来型管理用トータルステーション
今回も沢山の会員様のご協力により、3台のTSを用いた操作体験を行いました。
今回初めてTSに触れられる方も多くみえましたが、どんな事ができるかの概要は分かって頂けたと思います。

【技術協力】
(株)シーティーエス
福井コンピュータ(株)
(株)サーベック

見学会テキスト
見学会時に配布されたテキストです。

見学会テキスト1/2
見学会テキスト2/2