ここから本文第1回防災サイエンスカフェ 報告記

 震災列島(東海地震)、 昼は雲の柱(富士山噴火)の著者
 石黒 耀(いしぐろ あきら)氏が語る

「東海地震や富士山噴火を知ると日本が見えてくる」

 第1回の防災サイエンスカフェは、名古屋市のナディアパーク7階にある喫茶店(7thカフェ)で開催されました。
 約40名の参加者がお茶を飲みながらくつろいだ雰囲気の中、聞き手の隈本さんの仲立ちでゲストの石黒さんと対話を楽しみました。

 

 約30分、ゲストの東海地震や富士山噴火等を対象にして書いた小説(震災列島、昼は雲の柱、死都日本(講談社刊))を例にした災害や小説の執筆についてのお話を伺った後、参加者から頂いた質問シートをもとに、聞き手の仲立ちにより対話を進めました。

 

 休憩をはさんだ約1時間半を対話の時間にあて、「漫画だと地震の後に噴火が生じるイメージがあるが、そんな事はあり得るのか?」、「災害時に子供を迎えに行けないと思うがどうしたら良いか?」、「小説をドラマ化したらどうか?」とか「防災グッズはどんなものが必要か?」など多彩な質問に対しゲストが丁寧に答えていました。

 

 当日はお子さんや若い人たちにも参加頂き、20枚以上の質問シートから約10題が質問され、ゲストとの楽しい対話ができました。

 

プロフィール

石黒 耀(いしぐろ あきら)

  2002年9月に小説「死都日本」(講談社)でデビュー。 大阪市在住。53歳。広島県生まれ。小・中・高校時代は兵庫県で 過ごし、大学は宮崎県へ。本業は勤務医。 二足のわらじをはく形で作家活動を続ける。

隈本 邦彦(くまもと くにひこ)

  1957年生まれ上智大学理工学部化学科卒業。1980年NHK入局。 報道局特報部・社会部・科学文化部。NHKスペシャルやクローズアップ現代などの 報道番組制作にも携わる。名古屋における「マスメディアと研究者のための地震防 災懇話会」世話人,「あいち防災カレッジ」講師。


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