コンクリートなどで固められた川の堤防をよく見かけますが、花や虫などと共生できる、自然環境を残しながらの堤防づくりは行なわれているのですか?



治水機能を確保しながら、自然豊かな川づくりを本格的に推進するため、建設省としましては、平成2年度より「多自然型川づくり」をパイロット事業として推進してきました。近年はこの考え方を全ての河川に広げて多自然型川づくりを河川改修の基本として重点的に進めていくこととしております。
今後の川づくりの当面の目安となる第9次治水7箇年計画(平成9年度〜15年度)におきましても、全国で新たに着手する堤防整備等の7,300kmのうち5,700kmでは、「コンクリートのない川」もしくは「コンクリートの見えない川」を目指しており、治水・環境の調和のとれた川づくりが大切だと考えています。



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