川のところどころに、河口から○○kmと書かれた看板を見かけますが、あの看板は何のためにあるのですか。また、河口とは、川のどの部分を指すのですか?



一般に河口とは、海に注ぎ出た地点を指します。川の堤防には距離標と言われる杭が河口から上流に向って200m(なかには200mでない川もあります)ごとに設置してあります。距離標は川を管理してくための目印と考えていただければ良いと思います。見かけられた看板は距離表の1kmごとに設置されているものです。これは、洪水で堤防が痛んだり、何らかの事故等のあった地点を正確に把握し、直ちに必要な措置が行えるよう設置されています。それ以外にも、一般の方からの情報もこの看板を目安にすることにより位置が特定しやすくなります。また「河口からと」記載したのは距離の起点を表すことにより一般の方にも親しみを持っていただくためです。

※一般に河口が距離標の0kmとなりますが、庄内川や矢作川のように河口付近の海岸が新たに干拓されてできた堤防は河口イコール0kmとなっていない川もあります。この場合、新たな堤防部はマイナスの表示を使っています。




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