「大谷崩」(おおやくずれ)って何ですか?



日本三大崩のひとつの「大谷崩」は、静岡県の安倍川上流で起きた自然崩壊です。いまから約300年前の地震によるものだといわれています。その後も、大雨などで山から多量の土砂が流れ落ち、大規模な範囲にわたって被害を繰り返してきました。
現在では、この土砂の流出を少しでも食いとめ、流域に住む人々の生命と財産を守ろうと様々な砂防工事が進められています。

日本三大崩…静岡県の安倍川上流にある大谷崩(おおやくずれ)、富山県の常願寺の鳶山崩(とんびやまくずれ)、長野県の姫川の稗田山崩(ひえだやまくずれ)を総称した呼びかたです。

■大谷崩の規模■
崩れた広さ
1,800,000m2
●東京ドーム総面積のおよそ38.5倍
崩れた高さ
800m
●東京タワーのおよそ2.5倍
崩れた土砂の量
120,000,000m3
●10tダンプでおよそ20,000,000台分



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