駿河海岸

駿河海岸(大井川町に建設された新型離岸堤)
 概要説明
 駿河海岸は、大井川から流出した多量の土砂により発達してきた海岸です。湾口の深さが2,500mにも達する非常に急深な駿河湾の西部に位置しているため、太平洋の強大な波浪が直接来襲し、過去幾度となく高潮による災害を受けてきました。
 また一方、大井川からの供給土砂の減少や港湾施設による沿岸漂砂の遮断等により、昭和40年代はじめから海岸侵食が進行しています。このため、海岸堤防や離岸堤の整備を実施しています。
 
事業の概要
事業の目的
  • 侵食対策
    近年の著しい海岸侵食を防止し、高潮対策による効果を確保するとともに、国土保全を図ります。
  • 高潮対策
    伊勢湾台風級の高潮、高波から背後地の人命、財産等を防護します。

計画の諸元
・計画区間 静岡県焼津市田尻北地先 〜 静岡県榛原郡榛原町細江地先
・計画延長 12.1km
・計画堤防高 T.P.6.2〜8.2m
・計画波高 9.0m(有義波高)
・計画潮位 T.P.+1.66m
・事業着手年度 昭和39年度

駿河海岸平面図



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